この記事の所要時間: 249

1200年の歴史を持つ京都。
その歴史を語ったら、どれだけ時間があっても足りません。

なので、長い歴史の中の1つに注目!
やっぱり女性が好きなものが良いなぁ。

となると・・・スイーツかしら。
今回は京菓子について語りましょう。

日本の菓子のルーツ

時は日本書紀や古事記の頃。
病気の天皇のために、南国から苦労の末に持ち帰られた「橘」の実。
当時、この実は不老不死の霊薬とされていたそう。

これが日本の菓子の始まり。
木の実や果物のことを「果子」(かし)と言いました。

奈良時代

image002
引用先 http://www.kameyakiyonaga.co.jp/

奈良時代には遣唐使によって、
大陸から仏教と共に唐菓子が伝来しました。

神社仏閣のお供え物や、貴族だけの特別なもの。

この当時の唐菓子が今も亀屋清水さんで作られている
「清浄歓喜団」
というお菓子。
一度食べてみたいと思いながら、私もまだ未経験です。

鎌倉時代

現在の和菓子の原型は、鎌倉時代に伝わった「点心」と言われています。
中に肉が入った、今で言う肉まんのようなもの。

禅宗が肉の代わりに植物性の材料で作るようになったものが、
饅頭や羊羹の原型で、甘くなかったそうです。

決まった時間以外にとる間食だったみたい。

室町時代~安土桃山時代

ポルトガルから南蛮菓子のカステラ、ボーロ、金平糖の原型が伝来。
大量の砂糖と、油や玉子を使う菓子です。

砂糖も輸入され始め、この時期に菓子は甘いものに変化したそう。

ただ砂糖は高級品だったため、
将軍や貴族など、身分の高い人しか口に出来ませんでした。

江戸時代(元禄


町人文化が花開いた豊かな時代と共に、
庶民にも砂糖を使った甘い菓子が普及し始めました。

この頃に誕生したのが、京菓子です。

「京菓子」と言う名前は、当時の関東で呼ばれた呼び名で、
京都では「上菓子」と呼びました。

五感で味わう京菓子

image003

目で色と色彩を
舌で感触と味を
鼻で香りを
耳でその菓子の銘(名)を聞く
五感の全てで味わい、楽しむのが京菓子。

小さい菓子の中に、日本の四季や美しい風物
その形と色彩で表現されています。

難しいことは何も知らなくても、
京菓子を前にすると、誰もが季節を感じるし、
「綺麗だな」と思いますよね。

季節感を表現する京菓子

京菓子は季節感、行事や歳時記と密接な関係があります。
それが日常生活にも溶け込んでいるんですよ。

特別意識する訳ではなくて、
季節になると「そろそろ食べなきゃ」となります。
生活の一部であり、楽しみのひとつですね。

お正月には花びら餅、ひな祭りには引千切、
桜の季節には桜餅や花見団子やうぐいす餅、
端午の節句には柏餅や粽、
名越には水無月を・・・といった感じです。

京の都には天皇がお住まいになる御所があり、
多くの貴族が住んでいました。
それも京菓子が発展した理由なのでしょうね。

また、京都の風土も関係しているそう。
穀物、小豆、寒天などの量質な材料と、
良質の水が京都にあったからです。

奥深い歴史を知って頂く京都の菓子は、
今までとは味わいが違ってくるかも知れませんね。