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皆の人気者、ムーミン。


日本では、ムーミンのテーマパークが開業されることも決定し、話題になっていますね。

あなたは○○とどっちが好きですか……!?なんて非常にキケンなことは、本当に言わないので、先をどうぞ。

母国フィンランドのお土産としてもひっぱりだこのムーミングッズを、なんとなくヘルシンキの空港で、ひとへのお土産のつもりで買ったら、なんと万単位!!
の、お金を払うことになった、たけいさん親子が悔恨の日々から、ムーミンをどう思うようになったかをリポートします。



「ムーミンショップ」をなめたらあかんで!



皆さん、ムーミンは好きですか?


私はね、どちらでもなかったんですね。
もともと、キャラクターもの自体にあまり興味がないんですよ。
嫌いではないけれど、特別好きではないというか。

だから、トランジットでフィンランドに寄った時も、まさかこうなるとは思わなかったんですよ。


「ムーミンショップ ヘルシンキ ヴァンター空港(フィンランド)」です。
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この写真からだとちょっと分かりにくいかもしれないんですが、この「ムーミンショップ」、人でいっぱいなんです!

本場の「ムーミンショップ」をなめたらあかん。
なぜ突然なまったのか自分でも分かりませんが、なめたらいけません。

なまじっかな気持ちで行くと、はじきとばされますよ!!

これはマジです。
私なんか、結局、ちゃんとした入店すらできなかったんですからね……。


トランジットで、待ち時間が2時間くらいあったんで、

「あー、そうかあ。ムーミンってフィンランド出身なんだ。じゃあついでにちょっと行ってみよっか」

なんて言って、入ろうとしたら、もう、凄い人。


私は入ろうとしたんですけれど、なぜか、入れなかったんですね。


ムーミンの作者、生みの親はトーベ・ヤンソンという女性なんですが、入り口のそばにヤンソンの伝記などが置いてあるコーナーがあって、そこだけ比較的すいているんですよ。

あとはいっぱい。なんていうか、先にいる来店客で、もう店が飽和(ほうわ)しちゃってるんですよ。
これ以上、余地がないっていうか。

なんていうか……キャラクターものって、あてると大きいんですね。
不謹慎に聞こえるでしょうか。


でも、努力して成功するって、いいことじゃないですか。凄いなあ。


ちなみにヤンソンさん、なかなかの美人です。
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出典 http://moomin.co.jp/tove



でも…キーホルダーが〇〇円!?



それはともかく、私、女性のサクセスストーリーって好きなんですよ。


あやかりたいので、きれいな写真がいっぱい載ったヤンソンさんの伝記を買おうかとよっぽど思ったんですけれど、高いし、読めないのでやめました。

やめたのには他にも理由があって、外に出て、この旅行に一緒に来た母を探していたら、いつの間にか「ムーミンショップ」のレジにいました。


しかも、なんと母は、この状況で、日本円でお金を払おうとしているんですね。


私がはじき出されたショップでちゃんと買いものをし、あまつさえ円を出す……その神経はたいしたものかもしれませんが、これは迷惑です。
それに、バブルの時に初めて海外旅行した日本人じゃないんですから。


「ムーミンショップ」のレジのお姉さんが、めちゃくちゃ迷惑そうな顔をしています。

うしろにたくさん人が並んでいるのに……。
お母さん、やめて!やめてぇ。


遠くで他人のふりをして待っていると、母は小さめの袋を持って帰ってきました。


中を見ると、ムーミンのキーホルダーがたくさん。

可愛いです。
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現物の一部です。本当に可愛いですよね。

しかも、ひとつひとつに、小さな紙袋をつけてくれました。


この小さな紙袋にも、ちゃんと、ムーミンが描いてあるんですよ。

右上にいる小さいのがそうです。
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それはいいんですけれど、母はあいかわらず、こう言います。

「一万円札出したのに、受けとってくれなくて……やっぱり、日本円が弱くなっているのね」

「お母さん、ここはフィンランドだよ」

突っ込みましたが、スルーなので、

「それにちゃんとユーロ、持ってるでしょう。少しだけだけれど、かえたじゃないの」

「それが、足りなかったのよ」

「えっ、これ、いくらだったのォ」

たしかにキーホルダーはたくさんありましたが、せいぜい10個くらいなんですよ。
でも、もっていたユーロが足りなかったなんて……。

「じゃあこれ、1個1000円くらいか、それ以上なんだ」


母はカードで払ったのですが、これについては、違うデザインをいろいろ買ったし、あとから調べても、正確な値段が分からないのですよ。


ただ、凝ったデザインのものが、1個1000円以下ということはないと思います。

日本のムーミンのオフィシャルウェブショップで「キーホルダー」を検索してみると、540円からあるのですが、凝ったデザインのものは1000円以上。

1個、1728円というのもあります。

「ムーミン公式サイト」から「本国サイト」に行って、それの英語版を見ても、もっとシンプルなものが7ユーロ弱くらいで売っています。

それと、フィンランドは税金が凄く高いんですよ。


とにかく、その時の合計金額を見たら、びっくりするくらい高かった。


「可愛いけど、お土産にはもったいないんじゃないの?親しい人ならいいけど、目上の人にこれ、黙って出したら、1個1000円かそれ以上したなんて、きっと分かってもらえないよ」

「ねえ、やっぱり円が弱くなってるから……」

「それは関係ないって言ってるでしょ!!」


母と久しぶりに来た海外旅行で、しかもヨーロッパは10数年ぶり、トランジットとはいえ最初の渡航地だったのに、プチ喧嘩になってしまいました。



ムーミンは悪いか、悪くないか



でもまあ、騙されたわけでもないし、買ってしまったものは仕方がないので、気をとりなおして、残った時間を楽しもうとしたんですね。


実は私、北欧に来たのは初めてで、正直言ってあまり興味もなかったんですよ。
きれいな人がたくさんいるところだよね、でもあんまり見るとこなさそう、って感じ。


けれど、着陸する少し前から、飛行機の窓の外の眺めに、今は空港から見える景色に、すっかり魅了されてしまいました。


空から見ると、海と陸のいりくみ方が、凄く複雑で、私が生まれて初めて旅した、しかも故郷から近い地、三重県の志摩に少し似ていたんですよ。
そっちも繊細できれいなんですが、こっちはもっとダイナミックな感じ。


今、ここからは、白っぽい樹皮の、ほぼ同じ高さの木が並んでいるのが見えるのですけれど、それらが風にもそよがずに、ぴたっと止まっているのが、本当にいいな、と思ったのです。


光はまろやかでも眩く、夏でも涼しいです。


北国の血をひいているせいか、私はこういうところが好きなんですね。
私の祖母の故郷もこういう感じなんです。


あと、本当に美しい人が多いです。
それに皆さん白い。空港内がほぼ真っ白、という感じ。


ああ、なぜか凄くおちつく。


もっとゆっくりしに戻ってきたいな、と思いました。


それと、この旅行、母の快気祝いだったんですよ。

だからちょっと贅沢に、それと、フィンランドに乾杯ということで、シャンパンと、北欧っぽいおつまみを頼みました。

スモークサーモンだとか。写真がこちら。
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ね、いい感じでしょう?
私、この時、凄く楽しかったんですね。


ところがここのお勘定も、これだけしか頼んでいないのに、高かったんですね。

この空港にいたのはせいぜい約2時間なのに、ムーミンのキーホルダー10個くらい買って、グラスのシャンパン2杯、あとおつまみをちょっと頼んだだけで、なんと、合計で25000円くらい、いやもっとかかったんですよ。


2時間、25000円強。


このお金で旅行しようと思ったら、上海とかソウルとか、行けちゃうじゃないですか。
税金も高いから仕方ないとはいえ、外国人の私達にそれが還元されることは基本的にないわけです。

それに、公務員でも、これくらいのお金が月給で、家族のみんなが暮らしている国だって、世界にはざらにあるわけじゃないですか。
そういう国の人は、来られないですよね。


そのせいもあるのか、空港に外国人がほとんどいないんですよ。私の見た限りでは、そうだったんです。
今、世界中のどこにでもいる中国の方々でさえ、私は見なかったと思います。韓国の人はいたかな。

なんかね、なぜかちょっと腹が立ってね、皆さんの色の白さもきれいな金髪も、そのうち、なぜここまで!?とすら思ったんですね。
こっちは素敵だと思っているのに、むこうからは必要とされていない、そんな感じ。気のせいでしょうか。

それと、母は寒いところが、凄く苦手なんですね。


私がぶつぶつ言っていたら、母がまた、

「私、フィンランドはもういいわ。それに日本円がこんなに弱くなっているなんて……」

と言うので、

「だから、それはあんまり関係ないって言ってるでしょ!!」

と、長時間のフライトの疲れもあってまたプチギレしてしまいました。


ともかく、ムーミンのキーホルダーはせめて3個か5個でよかったんだ、と私は思っていたんです。

その後、私達は、母の快気祝いのヨーロッパ旅行を楽しみ、スペインやフランス、イタリアにも行ったのですが、あんなに物価と税金が高い国はなかったと思います。

スペインでは、スーパーで、おいしそうなクッキーをまとめ買いしたのですけれど、3千円かかりませんでした。

お土産を買う時間はあまりなかったので、時間的にも本当に助かり、
「よかったね――。これでも『ムーミン』3個分ぐらいだよ」
と、言っていたんです。

このあたり、ちょっと言いすぎですよね。ごめんなさい、ムーミン。


それが帰ったら、思いがけない事態が私達を待っていたんです……!!




○○の先生までもが、ムーミンを要求!!

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はっきり言いましょう。


フィンランドには旅行していないのに、ヨーロッパ旅行のお土産、ムーミンの一人勝ちだったんですよ!

比較的、長期の旅行だったせいもあり、私達は、いろいろな国でせっせとお土産を買いました。


美食の国イタリアでは、見たこともない、おいしそうなパスタの「ふりかけ」のようなものを、カプリ島ではレモンのめずらしいお菓子を、前述のようにスペインではクッキーを、それどころか、それどころか、こんなこと言っちゃって本当にいいのかと思うんですけれど、バチカンでは神のみもとで、美しくもありがたい、十字架のついたペンダントまで買ったのに!


わーっ、告白します、蓋を開けてみたら、老若男女、みんなでムーミンの取りあい!!


ほんっとうに、あっという間になくなったんですよ。

他のお土産を渡すと、「あっ、ありがとうございます、嬉しい」くらいなのが、フィンランドで買った例のムーミンをお土産として渡すと、

「うそおおおお!本場のムーミンなんてええ。かわいいいい――いいんですか――」

なんて言って。


要するに皆さん、とろけちゃうんですね。ムーミンに。


びっくりしたのは、母の、とある、和の習い事の先生までもが、こういう反応をなさったことなんですね。

着物の似合うきれいな方です。年だけ言いますが、70代なんですよ。


母はよくしていただいているし、そういう方にキーホルダーだけさしあげるのは失礼なので、大きめのお菓子のおまけとして、ムーミンのキーホルダーを1つ、さしあげたんです。

そうしたら、その先生、少女のようにもじもじして、

「やだ……孫にとられちゃう」

とおっしゃったんですね。


そこで母は、せいぜい2時間しかいなかったフィンランド、もう一生行かないかもしれないフィンランドからお土産として持ち帰った、せいぜい10個くらいしかない貴重なムーミンのキーホルダーを、もう1つ、渡したんですよ。

どういうことか分かりますか。


そういう先生までもが、暗に、生徒に、ムーミンのキーホルダーを要求した、ということなんですね。


それと、もう1つ告白しましょう。

私は旅行に行く前、女子会で、年下の女友達に、

「ヨーロッパ旅行で、女子が喜ぶステキなお土産、買ってくるから!」

なんて言っていたんですよ。


それが案外、そういうものは見つからなくて、母が、ふびんがって、ムーミンのキーホルダーをくれたんです。
しかも3つも。

実は、それが最初に見せた、3つなんですね。

もう一度どうぞ。
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旅行が終わって1カ月以上になります。
けれど、私はこの写真を、さっき撮ったんです。

そうなんです。私、これ、3つとも、誰にもあげていないんですよ。

友達には別のものをあげました。ガウディの小物だとか。

ムーミンは握りこんじゃったんですね。
惜しくなって。

これなんか、あらためて、特に可愛くないですか。
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近くで見ると、ムーミンの目の色が、オパールグリーンっていうんでしょうかね、独特の透明感があって、もっと可愛いんですよ。

ステキなカギまでついて、キラキラしてる……。


キーホルダーのはずなのに、使ってもいません。
だって、傷むじゃないですか。嫌ですよ、そんなの。




ムーミンがくれた教訓



さて、ここに1つの教訓があります。お分かりですか。


ムーミンはね、ぼったくりなんかじゃないんですよ。
スターなんですから。


はるばるフィンランドから来てくれた、スターのキーホルダーが1000円で何が悪いんですか!?

1000円払えば、キラキラと一緒にそばにいてくれるんですよ。安いものです。



こんな動画も見つけちゃいました。フィンランドの「ムーミンワールド」だって。



おうちが可愛いっ、水色の壁に赤い屋根なんて、ステキすぎる。
私もムーミンとハグしたーい。

私、これ見て、ちょっと泣いちゃったんですね。マジ泣きでしたね。

一番好きなのはスナフキンです。イケメンで旅好きだから。

とにかく読者の皆さん、日本のムーミンランド「メッツア」は2017年にオープン決定ですよ。待ちきれませんね!

フィンランドに行ったら、お土産にはムーミングッズを忘れずに!!



※フィンランドの「ムーミンワールド」については、オープンしている期間についても、詳しくはこちらをごらんください。
http://moomin.co.jp/spot/moomin-spot
なお、これらの情報はすべて2015年8月5日のもので、すべてのサービスなどは予告なく変更になる場合があります。





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