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皆さん、ビジネスクラスって、乗ったことありますか。
私はなかったんです。

あえて乗らなかったところもあります。

そんな私がとあるきっかけで、ベトナム空港でビジネスクラスデビュー。
何を見てどう思ったかをレポートします。

いや、あのラウンジでは目からウロコがボトボトでした。



私がビジネスクラスに乗らなかった理由

ベトナム航空2


皆さんこんにちは、旅をこよなく愛するたけいさんです。


私、ビジネスクラスって、乗ったことなかったんですよ。

やっぱり、高いじゃないですか。それに、お金を余分に出す理由が分からなかったんです。


私は、旅行中、ホテルはたまにグレードアップさせたりしますけれど、飛行機に乗る時はいつもエコノミークラスです。
近場ならなおさら、格安航空券もよく使います。

ビジネスクラスに乗れるチャンスは何回かあったんですけれど、あえて乗りませんでした。


エコノミーで行けば、物価の安い国で豪遊できちゃうくらいのお金が出るからですよ。

何十万円も違う時だってあるんだもん。そのお金で、ホテルのいい部屋に泊まったり、ごちそう食べたり、もう1回、2回かそれ以上旅行する方がいいです。


それにね、真剣な話なんですけれど、よっぽどの有名人なら、セキュリティやメンツの問題もあるでしょうから、それはともかく、そうじゃない人は、多少のお金があっても、毎回ビジネスクラスに乗るより、他のことに使ったり、結局は、誰にとってもどうなるか分からない将来のために、一部だけでも貯金した方がいいんじゃないかと思うのですよ。


お金って、今あって、使おうと思えば、いくらでも使えるものじゃないですか。
でも出費の感覚って、すぐにマヒしちゃうというか、何かあった時に戻しにくくなる。

もとに戻すしかないのに、戻れないというか、戻そうとしないで、負のスパイラルに入っちゃった人達を、私は見たことがあるんです。


私も、多大な迷惑をかけられそうになって、慌てて逃げましたよ。


それに、世の中には、一生飛行機に乗れないかもしれない方々だっているわけだし、そういう方々に少しでも寄付をした方がいいのではないかと、私は、今も思っています。




そんな私がビジネスクラスに!

ベトナム航空3


そんな私が、なぜビジネスクラスに乗ったか。


とある旅行会社のツアーに申しこもうとしたら、エコノミークラスでの参加枠はもういっぱいで、ビジネスクラスでなら、まだ空きがあると言われたからなんです。


ちなみにベトナム行きの「おひとり参加限定の旅」でした。

友達もできて楽しかったです。

詳しくは私の、「女性の一人旅。トラブルゼロなのに人生まで変わっちゃう!?4つの方法」という記事をご覧ください。



ともかくそういう理由で、ビジネスクラスをすすめられたんですね。ベトナム航空でした。

「差額はいくらなんですか」

「○○円です」

「えっ、どうして!?」

値段を聞いて、仰天。



私にとっては高かったんですが、乗れないことはなかったんです。

そんなにお値打ちな理由は、はっきりとはしなかったのですが、

「それでしたら、参加していただけますが」

とのことで、旅行にも行きたいし、これも経験だからと乗ることにしました。



それでも正規でのビジネスクラスの申しこみになるので、これから行く各空港での、特別待合室というか、いわゆるエアラインラウンジも使えます。

ちょっとVIPな気分



そういえば私、航空会社の手違いで、国内線の席がエコノミークラスから格上げになったことがありましたけれど、ラウンジは使えませんでしたね。

短いフライトでしたから、食事自体も出なかったですし。

やっぱり楽しみで、出発前日は、明日はベトナム、ビジネスクラス、なんてもう、歌っちゃいそうな勢いでした。

このへん、乗り慣れた方から見たら、バカにされそうですね――。

でもいいんですよ、楽しみは多い方が。



中部国際空港でのラウンジデビューは?

ベトナム航空4


さて、当日です。


中部国際空港セントレアで手続きをすると、私はさっそく、ラウンジに直行

私は名古屋市民。愛する地元の空港でのビジネスクラス、ラウンジデビューの喜びはひとしおでした。



実は私、親の仕事の関係で、この空港の、カードラウンジ(対象クレジットカードを持っている人が入れる)には行ったことが何度かあるんですね。けどここは初めて。

でも、もの凄くは変わらなかったような気がする。食べものの種類は多くて、日本のビジネスマンらしいお父さんが、慣れた様子で、ここでちゃんとした和食の朝ごはんを食べているのが印象的でした。


あっそっか、私もここで食べればよかったんだって。
知りませんでしたから。
ホテルのビュッフェでいっぱい食べてきちゃいましたよ。惜しいことをした。


でも、記念にのり巻きとアイスコーヒーをいただきました。


帰りぎわ、親と一緒にはばを利かせている(気がする)、まだ中学生くらいの子達の背中に、ガンをとばすことも、忘れませんでした。




好きになっちゃったベトナム航空ビジネスクラス。だって

ベトナム航空5


そして私はその後、中部~ハノイ、ハノイ~ダナン、ダナン~ハノイ、ハノイ~中部の計4便に乗りました。


ちなみにダナンというのは、ベトナムの中部にある都市の名前です。

今は、ビーチリゾートとして注目されているところで、私はツアーでここから世界遺産を含む充実した観光をしました。

とにかく私は、「名古屋」から、ベトナムのハノイへ、ハノイからダナンへ、その行きと帰り、すべてベトナム航空のビジネスクラスを利用したわけですね。


そうしたら、どうなったと思います?


そうしたら、ベトナム航空、ひいてはベトナム航空のビジネスクラスが好きになってしまったんですね。


少なくとも、もうファン、って感じ。

それでもたった4便だろ!という突っ込みが入りそうですが、いえいえ……名前は出しませんけれど、私、何回乗っても苦手だなっていう航空会社はあるんですよ。

もしくは、立派だよね、と乗るたびに何度思っても、ファンではない航空会社だとか。


それがベトナム航空では、初めてのビジネスクラス使用だったということをうんと差し引いても、私はもう、ファンなんですね。

なぜか。

ホンネを言いましょう。



これが本当の「優雅なサービス」だ!!



ホンネを言いましょう。


まず、機内の内装が美しくて、サービスもよかったからです。

あと、ロゴマークも大好き。
ベトナム航空6


機内に入った時の感激を、私は一生忘れません。

複雑でも冴えた、藍色(あいいろ)を基調とする機内で、真紅(しんく)を使ったアオザイをまとった、客室乗務員、キャビンアテンダントの皆さんが行き来しています。

男性もいて、男女いずれも美形が多いです。

背景や制服、それらの色使いからして、これは絵になる。

若い頃の高倉健に体型ともに似ている人がいて、これはびっくりでした。
健さん、こんなところに!って感じです。

何よりとにかく皆さん、サービスはよいのに、同時に、笑顔や立ち居振る舞いが、とっても優雅!!

これもね、マジですよ。


言っちゃなんだけど発展途上国のこういう職業の人って、選ばれし方々だからなんでしょうか、傲慢な人もいるじゃないですか。
こういうものなのかな?でも私、なんのために、お金払ったの?と言いたくなるような。


だからと言って、客に、媚びへつらうるのも、少なくとも、優雅なサービスとは言えないのです。

本当の優雅さとは、どんな時にも、相手と自分を尊重した、もしくはしようとする態度をとることです。

凄く難しいです。私もなかなかできません。


それがベトナム航空のキャビンアテンダント、少なくともビジネスクラスの皆さんは、どうだったか。

その前に、こういうところのお客さんは、ちょっと偉そうに見える人も少なくないようです。

中年の働き盛りの男性だとか、文化の違いなのかもしれませんけれど、キャビンアテンダントに、指さしでものを頼んだり、どれも同じようにしか見えないおしぼりを交換させたり、はたから見てもちょっとそこまでは……という人もいたんです。

数人発見しましたが、読んでいた新聞からして、ベトナム人の男性。
きっとお得意さんですよね。


それがベトナム航空のキャビンアテンダントの方々は、まあ仕方ないですから、命令に応じることもあったのです。


けれどある女性キャビンアテンダントは、何を言っていたのかは分からないんですけれど、あるお金持ちそうな中年の客に、なにかを偉そうに頼まれた時、ニコーッと笑って、その要求を無視したまま、隣の席の私に声をかけて、一貫して安定したサービスを続けたんです。


私は、素朴な意見で少し恐縮ですが、凄い、かっこいい、と思いました。


あと、帰りの国際線の便で、私の席の折りたたみ式のテーブルが、どうしても出せなかったのです。


公平さのためにここで書いておきますけれど、正直言って、私の乗った便では、機体はどれもそんなに新しそうではなかったんですよ。あと、たまたまかもしれませんし、これも最後に書く時点での情報になりますが、私の乗った便の中では、遅れたものもありました。

けれどここで、また別の女性の、美人キャビンアテンダントが、しばらくそのテーブルと格闘しましたが駄目だったので、前の席の、これもビジネスクラスの男性客に、笑顔で何かを頼んでいるのです。

何かと思ったら、『私のかわりに、あのテーブルを出してくれ』と言ったんですね。


その男性客は本当に、私の席のテーブルを力ずくで出してくれました。
美人キャビンアテンダントは、笑顔でお礼を言って、それで済みました。

その、何事にも慌てない、ゆったりとした余裕のあるほほえみ。

私、個人的に、ベトナムの女性に憧れがあったのですよね。


美しくてよく働く、そして強い。


そんな女性達と直に接することができて、凄く幸せなフライトでした。

ここに、私のように、ベトナム航空でビジネスクラスデビューした方がいます。
メニューもあります。どうぞごらんください。



そして、実はこれが一番言いたかったんです。

ハノイのラウンジでは、思いがけない人達が私を待っていたんです……!!



ああ、ハノイの国内線ラウンジで目からウロコ



ハノイの空港で、このツアーの他の皆さんと合流、国内線でダナンへの乗り継ぎをしました。

ちなみに私がこちらを利用したのは2015年4月。国際線から国内線への乗り継ぎには、バスが必要でした。


移動してみてまずびっくり!!


国際線のターミナルはできたばかりでピカピカだったのですが、バスで行った国内線のそれは、どこか懐かしい、いい味出してるけど、全然ちがう感じで、全員で、

「凄いっ、いきなり時間旅行だ――!」

と、大さわぎでした。


もとから時間がけっこうあったんですけれど、遅れて、この国内線のターミナルで、ずいぶん待ったんですよ。


でも皆さんでおしゃべり。

その時の写真がこちら。
ベトナム航空7


エキゾチックな飲みものにも、ストローのさし方にもいちいち感動。

このテーブルも歴史を感じさせて面白いですよね。
ハノイに詳しい方は、どこか分かるくらいではないですか。


凄く楽しかったんです。これがきっかけで仲よくなった人もいますよ。

でもまあ待ち時間も長かったし、せっかくベトナム航空のビジネスクラスに乗ったのだから、1人でラウンジにも行ってみることにしたんですね。

そうしたら、仰天。

実は、これが一番書きたかったんですよ。

最初は違いが分かりませんでした。


40~50代の、働きざかりのビジネスマンが多いのは日本と一緒。

食べているものがベトナム料理になっただけで、あまり変わらないなと最初は思っていたんです。
ただ、空いている席がほとんどないんですよね。

それで奥に移動していったら、仰天することになったんです。


そうしたら見るからにお金持ちな、マダム風の、女性の2人連れがいたんですが、いらっしゃったんですが、その格好が、突っ込みたいくらいキンキンだったんです!!

それでも、1人はせいぜいまだ20代ではないでしょうか。もう1人はいって30代。

2人とも美人なんですよ。そして隅々までゴージャス


国内線とはいえ、これから飛行機に乗るのに、真っ赤なワンピースにピンヒール。

化粧もばっちりで、とにかくどこにも隙がないんです。

特に忘れられないのが、彼女達のスーツケースですかね。

私は最近、もの凄く久しぶりにスーツケースを買いかえました。

それもそれなりの値段のものだったんですけれど、同じ売り場に、トランクを模したタイプの、豪華でおしゃれな、小型のスーツケースが置いてあるな、と思っていたのです。


色も目立つし、

「凄いですね――。少女漫画に出てくる、マダムの『トランク』みたい」

と言うと、店員さんが、

「あのタイプをお好みの方は、買いかえが激しいですね」

ということをおっしゃったと思います。


そういう人もいるんだ、と素朴にうけとめていたのですが、今、まさに、そういう小型のスーツケースを2個持ちしている方々が、ここベトナムで、目の前にいるんですね。


中国の富裕層かな、と思ったのですが、話す言葉を聞いていてもベトナム人のよう。

その後、私はベトナム人のガイドさんに聞いたのですけれど、世界中の注目を集める、成長いちじるしいベトナムですが、今のところ、公務員の方々でも若い人の月給は、東京から関西へ新幹線で往復で行くくらいらしいです。

とにかく格差もきっと、非常に大きいですよね。


あまり意識しなかったのですけれど、考えてみれば、そういう国で、ベトナム航空の、国内線のビジネスクラスのラウンジにいる方々、ましてや女性は、けた外れのお金持ちなんですね。

それこそ、何者ですか!?って突っ込みたくなるゴージャスなオーラが出ているんです。

少しベタすぎる気もしますが、まあ、タダものじゃないでしょう。

女子力というより、若くてもマダム力が凄い感じです。

私は一応、ブランドもののTシャツを着ているものの、下はデニムのラフな格好ですっぴん。

ちょっとね……これは隣、ましてや4人がけの同じテーブルの席に座るべきじゃないですね。

でも、もう本当に席がなかったんですよ。

立っているわけにもいかないので、

「エ、エクスキューズミー?」

と声をかけたところ、気の強そうな笑みが、一転して親しげな笑みに変わって、隣にどうぞ、とのしぐさ。

荷物も少し、寄せてくれました。


我ながらちょっとおどおどしていたと思うんですけれど、彼女達の至近距離に座り、ちらちらと見ながら思いました。

ああ、この人達と一緒に写真が撮りたい……。

一緒でなくてもいいから、彼女達の写真が撮りたい。

ハリウッドスターよりも撮りたいくらいでした。
ハリウッドスターの隣には座れませんけれど、空港にいたら、写真が撮れて自慢できるし、ここにも載せられるかもしれませんから。

でも彼女達の写真は撮れませんでした。

「撮らせていただけますか?」

とは私には言えませんでした。言えたらすごい。


永遠にすれ違いのまま。


それでも、こういう方々の隣にも座れて、大満足だった、ベトナム航空でのビジネスクラスデビューなのです。


そして私はその時、このラウンジで、目からウロコをボタボタと落としました。

とある国を好き、愛している、もしくは大きな興味や憧れがあって、チャンスがあるなら、その国の航空会社のビジネスクラスに乗ってみてもいいかもしれません。そうでないと見られない、会えない人とふれあえるかもしれないのですから。

※この記事の情報はすべて2015年8月15日現在のものです。すべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。





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