この記事の所要時間: 120


メディア、有線、色とりどりの携帯オーディオ…私達のまわりにはたくさんの音楽が溢れていて、もはや生活に欠かせないものですよね。

私も出掛けるときのお供はイヤホンです。家を出る直前に充電が切れていたりしたら、心の中で悲鳴を上げます。

でもそんな音楽に囲まれた生活の一方で、音楽業界が「売り上げ不振」だなんて話聞いたことはありませんか?

実際CDの売り上げはあまりよくないようです。
音楽配信が主流になってきているとはいえ、少し寂しいものですね。

ここ最近では大型のアイドルグループが数作連続でミリオンヒットを飛ばして、随分とニュースにもなっていたりしましたね。

ミリオンセールスを記録するなんて、1年間に1組いるかどうか…とても稀なお話になってしまいました。

しかし!1組2組なんて規模ではなく、たくさんのアーティストがミリオンヒットを連発してCDが爆発的な売り上げを記録していた時代を知っていますか?

それが90年代です!

そしてその音楽の黄金期を大きく牽引していたのがなんと言ってもバンドブームです。
男女問わずたくさんのバンドが音楽シーンを彩っていました。


そこで今回は90年代に活躍したロックバンドの中から、特に魅力的な「声」を持つバンドを厳選してご紹介します!


T-BOLAN/森友嵐士

tbolan

http://www.beinggiza.com/zain/t-bolan/images/zabl-5028-5029.jpg

91年にデビューした4人組のロックバンドです。

今でもカラオケ人気が高く、よく歌われているようです。

近くの部屋から歌声が漏れ聞こえてきたりすると、私などは「どれどれ」とつい耳を傾けてしまいます。

そして自分も歌ってみて、「どれどれ…」されてるのかなぁとビクビクしてみたり(笑)


T-BOLANの「声」を担ったのはボーカルの森友嵐士(もりともあらし)さん。
低音にも高音にも響くハスキーな声の持ち主です。

「離したくはない」「Bye For Now」などのロッカバラードを多くヒットさせているT-BOLANですが、深い低音で歌われるバラードはなんっっとも艶やかでセクシーです。

そこに独特な、まるで大きな波のようなビブラートも加わって本当に色っぽいんです。


ラブソングだったりするとまた、ビブラートの効果が何倍にも…イヤホンで聞くと耳元で囁いてくれるのでおすすめです。

歌の世界にどっぷり浸りながら何度「くぅ~」と声にならない声を噛みしめたことでしょうか。

またバラードだけでなく、キャッチーであったり激しかったりと「ロック」な曲も多くヒットしました。ロック調の曲にハスキーボイスはぴったりなんですよ!

シングルとしてヒットした曲には、バラードや、比較的のノリの軽い「SHAKE IT」「じれったい愛」などいわゆるロックンロールが多い彼らですが、アルバム曲の中にはダークなロックも多く収録されています。

「あこがれていた大人になりたくて」「不安なくちびる」「SO BAD」などおすすめです。こう、ベースがベンベンと…。

え?ベンベンじゃ三味線みたい?それではブンブン、ドゥンドゥン、グァングァン…駄目です。

私にはベースの音を的確に表すボキャブラリがないようです。


と、とにかく!
ハードな曲もたくさんもあるんですよ。


個人的には、高い音より低い音をキレイに発声する方が難しいと思うので、重いベースやギターの音に負けない低音ボイスはカッコいいの一言です。

シングルベストなどもいくつか発売されていますが、強いロックがお好みの方はオリジナルアルバムを聴いてみるといいかもしれませんね。

さて、そんなT-BOLANですが、ボーカルの森友嵐士さんの体調不良により活動を休止。その後99年に解散が発表されました。

ですが2009年には森友さんが歌手活動に復帰し、T-BOLANも再結成されています!

復活ツアーを行った後、バンドとしての活動は現在までありませんが森友さんのソロライブでもT-BOLANの曲は多く披露されています。
今回興味を持って頂けた方や、当時ライブに行けなかった…という方は参加してみてはいかがでしょう。

ちなみに私も、復活ツアーで初めてT-BOLANのライブに参加しました。

もう自然と飛び跳ねたり「ほおおおお!!」とタイミングを外して声を出してしまったり…どこに行ったの私のリズム感。
後で冷静になってみると少し恥ずかしいですが、渦中ではそんなこと気にならないくらいテンションがあがるんですよね。

皆さんも、魅惑のハスキーな「声」を実際に体感してみませんか?
仲間が増えてくれることを期待しています!


WANDS/上杉昇

wands

http://www.tsutaya.co.jp/images/jacket/00617/4996857000194_1L.jpg

91年にデビューした3人組のロックバンドです。

スラムダンクのEDテーマにもなった「世界が終るまでは…」や、当時の人気アイドルとコラボした「世界中の誰よりきっと」は今でも耳にする機会が多いですよね。

「え?聴いたことない」と思っても、きっと聴いてみれば知っているはずです(笑)

WANDSの「声」を担当していたのは上杉昇さん。

とてもクリアで透き通るような声。繊細なビブラートも美しく、とても分かりやすく「いい声」の持ち主です。


バンドのデビュー曲である「寂しさは秋の色」は、上杉さんの魅力が詰まったおすすめの曲です。

高音まで伸びる歌唱力ももちろん凄いのですが、上杉さんの声の何ともいえない切なさが、楽曲自体ともぴったりマッチしていて感動的なバラードです。

「うっ…泣けるじゃないかチクショー」なんて思いながらちょっと調べてみてびっくり、デビューしたとき上杉さんはまだ19歳だったそうです。

声は天性のものだとしても、この歌唱力と切なさは何!?と軽いパニックを引き起こしました。

何も考えてなかった19歳の頃の自分を思い出して色々後悔していたたまれなくなっ…コホン。何の話でしたでしょうか。


少なくとも私にとっては、それくらい衝撃を受けてしまうほどの歌声だったんです。


他にもアルバムに収録された「このまま君だけを奪い去りたい」や「そのままの君へと…」などのバラードも、のびやかな声と切なさをたっぷり味わえるのでおすすめです。

また、ロックバンドとしても多くのヒットを飛ばしています。

「愛を語るより口づけをかわそう」や「声にならないほどに愛しい」などポップ路線なものから「FLOWER」「Secret Night -It’s My Treat-」など、激しいロックナンバーまで様々です。

しかし中には「バラードに合うような綺麗な声ってロックに合うの?」と思う方もいると思います。

正直なところ、ロックを歌ってるけどあんまり声あってないなぁ…という人も悲しいかなちらほら見かけます。


しかし!WANDSに限ってはそんなことありません!


声の切なさが魅力だとお伝えしましたが、それだけでなく、上杉さんの声は曲によって大きく印象が変わるんです。

バラードでは切なさや優しさが強く前面に出ていますが、ロックになれば、冷たく研ぎ澄まされたような歌声がとてもクールです。

わざとダミ声に潰したシャウトは、思わず一緒に叫びたくなるほど痺れます。

ギャップというものでしょうか。
甘口も辛口もどちらの声もカッコよくて素敵なんですよ。

バラードやポップな楽曲が多かった初期から、激しくダークな後期の路線へとアルバムは変遷していきます。
それぞれの好みで一番好きな時期を見つけてみてはどうでしょうか。

個人的には、より後期のアルバムを聴いてみて欲しいです。

共にベース音ベンベン。
ギターぎゃりぎゃりのロックを好きになろうではありませんか!


上杉さんが率いたWANDSは、96年に消滅しています。

ボーカルである上杉さんとギター担当である柴崎さんがバンドを脱退、新たなボーカルとギターを迎え(!?)97年からWANDSとして活動をしますが、こちらも2000年に解散しています。

とはいえ、上杉さんは現在も新たなバンドやソロのシンガーとして音楽活動を続けており、ライブも開催されています。

WANDSの頃と音楽性はだいぶ異なっていますが、今回特に取り上げています「声」に魅力を感じた、興味を持ったと言って下さる方は、変わらぬ声の下へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

私はまだライブには行けていないですが「いつか必ずや!」と、野望を燃やしています。



B’z/稲葉浩志

bz

http://bz-vermillion.com/disco/jk/single/24.jpg

88年デビュー。
今も現役バリバリ!コンスタントに楽曲のリリースやLIVE活動を続けているロックユニットがB’zです。

ボーカルとギターのみというシンプルな構成。ですので「二人組ってバンドっていうか!?」と強く詰め寄られると多少まごつきますが…いいえ立派なバンドです!

現在まで活動休止などはなく、2000年代も活躍されているので少し迷ったのですが、CDリリースの頻度や当時の爆発的な売り上げなどから【90年代が全盛期】といわれることも多いようですので、90年代の曲を中心に紹介していきたいと思います!


B’zの「声」を担当するのは稲葉浩志(いなばこうし)さん。

高音まで伸びる特徴的な歌声は、誰でも一度は聞いたことがあると思います。

音域が広いというと、ただただ「その音が出せるってだけでしょ~」と思われてしまうことも多いのですが…いやいやとんでもないです!

曲によって、同じ高音でも声質や声の太さ、聞こえ方も全く違うんです。


「LOVE PHANTOM」や「さまよえる蒼い弾丸」では、ハードなロックサウンドに乗せてスカッと気持ちいいほどにクリアな高音が突き抜けます。


いわゆる「B’zの稲葉さん」とイメージされるのは、この辺りの曲の声ではないかと思います。


ライブの定番にもなるくらいノリノリで人気も高い曲なので、ライブ好きな方や、大声で思いっきり歌うのが好きな方には特におすすめです!

ただ調子に乗って歌い続けていると咳き込むことになるので気をつけましょう(笑)経験済みですので間違いないです。
喉がギューっとなります。


対して「Don’t Leave Me」や「MOTEL」などのロッカバラード。こちらも高音域まで声が伸びますが、ロックの曲とはまた違った魅力があります。

歌いながら徐々に高音域に達すると、声が掠れるようなざらつきが出てハスキーな歌声になっていくんです。

力強く歌いあげられるバラードにハスキーさが合わさると、情感たっぷりでもう…大人の色気や悲哀がグサグサ胸に刺さります。

ついでにハートも射抜かれます。

また、話題に上がることは少ないですが、稲葉さんは低音もとても素敵なんです。
低い声が聴ける曲も実はけっこうあるんですよね。

「消えない虹」や「愛しい人よGoodNight…」などは全体的にトーンが低めなバラードです。静かな声は甘く、曲の切なさにぴったりはまっています。

甘さと切なさの相乗効果で、思わず涙腺にきたりします。

消えない虹の歌詞で「泣かないで」なんて言われますが、やだもう泣いちゃう…とグズグズ目をこするのも、誰にも見られていない保証があれば楽しいものですよ。


また「長い愛」や「その手で触れてごらん」など、アルバムに収録された重めのロックサウンドでは、お腹の底に響くような低音が味わえます。
どこまでも沈み込んでいくような深い声に一度捕まってしまったらもう逃げられません。

私はがっちり捕まって引きずり込まれておりますので、もちろん皆様にもおすすめの曲です。


さあ、一緒に沈み込もうではありませんか。


よし。ここまでで「高音にも低音に色々あるんだぞ!」と偉そうに演説して参りましたので、是非いろんな曲を皆さんに聴いて頂きたいところですが…

B’zは既にアルバムがいっぱいあってどれから手をつけていいのか分からない、という方も多いと思います。

しかし、心配ご無用です!!

B’zの曲は初期に比較的軽いものが多かった以外、大きな路線変更はありません。

どのアルバムを聴いても紹介したような色々な曲が楽しめます。後はジャケットの好みなんかで選んじゃいましょう。

もちろんいきなりライブに行ってみるのもありですね。生のパフォーマンスの中で、自分が一番好きな「声」がきっと見つかるはずですよ!




さてさて、3組のバンドについてこれでもかと主観の趣くままに紹介して参りましたが、少しでも興味を持っていただけたでしょうか?

90年代たくさんのバンドが存在する中、彼らはそれぞれに魅力的な声と歌唱力で世の中を席巻し、そして現在でもそれぞれの形で輝き続けています。

彼らを知らなかったという人達は新しいアーティストとして。

そして当時を知る人達は懐かしいあの頃を思い出して。

時代を彩った「声」に、今、触れてみてはいかがでしょうか。





日本以外の歌も素敵ですよ〜!
韓国でコンサート体験!現地はやっぱりアツかった!