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みんながワクワクの、クリスマス。

本場の人々はどうやって過ごしているのでしょう?

フランスでのちょっと変わった、でもとてもステキな風習を、レポートしちゃいます。

これを読んだら、皆さんも、フランス語のクリスマスカードを書いて、○○したくなりますよ!

だって……。



パリジェンヌもお寿司でクリスマス!?



今回お話をうかがったのは、Mさん。

「名古屋デート。やっぱり東山動植物園!と絶品キッシュのカフェ」の記事にも登場していただいた方です。

Mさんは30代前半、フランスの血をひく方で、そちらにも親戚がいらっしゃいます。

翻訳家で、とあるフランス語教室の代表者でもあります。

こちらがMさんの教室。
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明るくて心地よい空間!出窓もステキですね。

こちらの教室がある建物は、ベースは和風の建物なんですが、ご覧の通り、洋のテイストが加えられていて、和洋折衷のつくりでしょうか。


独特の雰囲気の中で、まず、フランスのクリスマスについてお聞きしました。

「フランスではクリスマスは『ノエル(Noël)』と言って、家族で過ごす厳かな日です。日本の年末に似ているかもしれません。田舎に行くと、クリスマスはレストランが休みだったりしますよ」

ああそれ、聞いたことがあります。皆で騒ぐのは、主に年越しにやるんですよね。

それにしても、クリスマスにレストランが休みなんて、日本じゃ考えられませんんね。

「七面鳥(しちめんちょう)を食べるのが伝統的なスタイルです」


七面鳥ですか、これですよね。
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私、食べたことないんですよ。見慣れていないと正直言ってちょっと怖いかも。


とにかく、日本人のイメージするクリスマスディナーって、こんな感じじゃないですか?
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「そうかもしれません。でも今では、パリなどの都会では、フランス人のクリスマスのディナーに、寿司が食べられることもありますよ」


えっ、パリジャンやパリジェンヌも、お寿司でクリスマスですか!?
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「田舎では伝統的なスタイルが多いですけれど、最近は、好きなものを食べる傾向があるようで、インドカレーの時もあります」

そうかあ、日本のおせちも、最近はフランス料理や、中国料理がとりいれられていますもんね。


私、数年前のおせちに、フォアグラとテリーヌ食べたんですよ。

それをSNSにアップしたら、フランス人もびっくりでした。

それと似た感じなのかも。

あとやっぱり、クリスマスシーズンは街が美しくなるそうです。

いつか見てみたいなあ。

ちょっと前のものですけれど、こんな動画も見つけました。どうぞ。



これはカワイイ!!「うちの子、見て!」



パリ郊外に住むMさんの親戚の方々が、今回、この記事のために、ご自分達のクリスマスカードの写真を送ってくださいました。
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こ、これはカワイイですね!!


ふふふ、でもまだまだあります。
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そして、個人的に凄く感心したのが、こちらのクリスマスカード。
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これ、「少女達はどんな夢を見るのでしょう?」と書いてあるんですね。

それにしても、カワイイ!!目がクリクリで、幼いですね――。

あれっ、Mさんにちょっと似ていませんか?

「そうですかね。とにかく、僕の親戚です」

日本でも年賀状で、自分の子供の写真を使いますよね。

「うちの子、見て!」というやつ。

ポーズが個性的なのは、お国柄でしょうか。

とにかく可愛いわが子の写真を、皆に見せたいのは、フランスも同じなんですね。



フランス語のクリスマスカードを埋めよう!だって…


そしてお見せしたいのが、こちら。
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きれいな写真ですね――。

でも、クリスマスカードと何の関係が?

「これは、クリスマスカードを埋めるところなんです」

えっ、これがクリスマスカード?

しかも、埋めるんですか?

「これは、フランスの一部にある風習で、僕の親戚もそうしています。例えば、木の根元あたりに、リボンをつけてまるめて埋めるんです」

なんのために?

「雪が降ったら、願いが叶うと言われています。本当に叶う人もいるんですよ」

へえ、初めて聞きました。

本当に叶う人もいるなんて……。

それにしても、皆で、きれいに飾りつけたクリスマスカードを埋めて、雪が降るのを待っているなんて、凄く美しい光景ですね。


私も今年はやってみようかな。


うちにはヒマラヤ杉があるんですよ。どっかにはえていたものを、切るにはちょっともったいないからと持ってきて、「枯れたらこの木の運命だろう」と言われていたのが、もう20年くらい元気でいてくれます。

でも正直言って、この木との思い出はあまりなかったな。

うちでジャーマン・シェパードの子犬を買って、その子がまだ抱き上げられる時に、この根元の花を荒らしたので、叱ってどかしたのが、みるみるうちに大きくなって、立ち上がると私の肩に手がかかるくらいだったのが、15年間生きて亡くなりました。

それからもう犬は飼えませんが、随分前の話です。

私、植物が苦手なんですね。切り花だとか、胡蝶蘭は別なんですけれど、はえているやつは、どうしても虫と関係があるじゃないですか。あれが苦手。

でも、ちゃんと命があるんですよね。何かを思っているかもしれません。

明日から念でも送って、非常に遅ればせながら、

「いつもありがとう。今年のクリスマスにはよろしく」

とでも言いましょうか。


ちなみに、フランス語の「メリークリスマス」にあたる言葉は、「Joyeux Noël」です。

読者の皆さんも、特にまだ小さなお子さんがいる、あるいはまわりにいる方、クリスマスに一緒にするイベントで、何か新しいものがほしいなら、今年はぜひ、「Joyeux Noël」と書かれたクリスマスカードを、大切な誰かと一緒に、埋めてみませんか。

やったもの勝ちですよ、これは。

だって、雪が降らなかったからって、なんだというのでしょう?

フランス語で書かれたクリスマスカードを埋めた時点で、あなたの望みはもう叶ったんです。

今のあなたには、何かを強く望むほどの、強い力があるのですから。

それを誰かと分かちあえれば、言うことはきっとないし、もし今はそうでなくとも、忘れないでください――あなたには強い力があるんです。

※これはフランスの一部で行われているもので、風習には地域差があります。





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