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DIYが流行し、レザークラフトの道具を初心者の方でも気軽に買えるようになりました。

レザーで出来たものって、やっぱり上質で素敵ですよね。

これが自分で作れるならやってみたいと思っている方も、
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。



でも実際にレザークラフトを始めるとなると、初期投資がかなりかかるし、難しそうで本当にできるのかなと二の足を踏んでしまいそう。

レザークラフトは、全くの初心者の方が、
専門的な知識がなく趣味として始めるには、ハードルが高いですよね。


私は幸いにも、仕事というルートで、いわば強制的にレザークラフトに出会ったのですが、すぐに自分で道具を買いそろえるほど、すっかりハマってしまいました。


まだまだ初心者の私ですが、だからこそ、今悩んでいる方に、うまくスタートさせ、きちんと続けていくためのコツを、レザークラフトの魅力とともにお伝えしたいと思います。


レザークラフト その魅力とは



レザー2


ハンドメイドが大好きで、編み物や洋裁、リメイク工作などを趣味にしている私ですが、数あるハンドメイドの中でもレザークラフトには、特別魅力を感じています。



それは、なんといっても素材の魅力


レザーは、ご存知の通り、使い込むほど味が出ます。
これって、本当にすごいことなんですよ。

というのも、毛糸でも布でも工作でも、完成直後が一番良い状態なのです。

「出来た」、「完成した」、その喜びや達成感は変わらないかもしれません。


でも、そこから時を経て、だんだん薄汚れてきたり、洗濯を重ねて毛羽立って来たり、
壊れたり破れたりすることもあります。

「よく使ったな」と愛着がわくことはあるとて、基本的には完成や試着した時の感動やウキウキが頂点で、そこからは下がっていく一方なんですよね。



一方、レザーは時間の経過に従って、柔らかく手になじみ、使いやすくなっていきます。
色が焼けて、味が出て、自分色に染まっていきます。

使っていると、ウキウキ感がどんどん上がっていくんですよ。

これ、他にはない魅力だと思います。



それから、レザーというのは素材としてやはり優れています。

洋裁や編み物は、全く同じ技術で全く同じ作業をしたとしても、使った素材やデザインで仕上がりが大きく変わります。

ケチらずにあっちの布を使えばよかったな、とか、この毛糸、思ったよりかわいくなかったな、ということが起きます。



もちろんレザーもピンキリなので、どれでもいいわけではないし、
むしろ生き物の革なので、同じランクの同じ商品として売られているものであっても、一つとして同じ物はありません。


でもやっぱり、本革を使っているというだけで、ある程度の質は保てるし、
しっかりしていて壊れにくく、とにかく上質でカッコいいんですよね。

その分もともとの素材の値段が高いので、当前といえば当前ですが。



長年使えば使うほど味が出て、品質が良く、「これを自分が作ったんだ」という、
達成感をいつまでも味わえるのがレザークラフトの魅力なのです‼!



もちろん技術が上がるにつれて、昔の作品が気に入らなくなることはあります。

「糸目がずれている」とか、「ちょっとゆがんでる」「へただな」とか。
でもそれは、それだけ自分が成長したということ。


「この頃は気にならなかったんだから、随分成長したな」と実感できることと思います。

レザークラフトに必要なのは器用さじゃなくて○○だった!?



レザー3


さて、レザークラフトの魅力はわかるけど、そもそも器用じゃないから初心者の自分にはできないんじゃないか…と思っている方も多いのではないでしょうか。



ここで、レザークラフトの具体的な工程がわかる動画があるのでぜひ見てみてください。



どんな感想を持ちましたか?


まずは、工程や道具の多さに驚かれた方も多いかもしれません。
その通りだと思います。


では、難しそうだと思いましたか?

…難しそうだと思った方もたくさんいることでしょう。
でも本当にそうでしょうか。

一つ一つの工程をよく思い出してみてください。

そこまで難易度の高いことはしていないはずで、「これなら出来そうだな」と思った方もいるかもしれませんね!



作業工程を分解すると、

・レザーを裁断する
・薬品をぬる
・ボンドで張り合わせる
・穴をあける
・糸を穴に通して縫う


一つ一つは非常に単純です。

もちろん、まっすぐ穴が開かない、裁断してもずれてしまう、糸がからまる…
いろんな技術的な問題は出てくるでしょう。

やはり手先が器用な方の方が、最初からうまくできるかもしれません。

でも、器用じゃないと絶対にできないような工程は特にないんですよね。


私は、レザークラフトを始めるにあたって、
必要なものは、器用さよりも何よりも、「根気」だと思っています!


レザークラフト初心者の方でも、

根気をもって、一つ一つ丁寧に作業をすれば、それなりの物が出来るでしょう。


「飽きっぽい」、「根気はない」、という方は、
手を出すのは無理そうだと思ったかもしれませんね。

作業を急いですぐにでも完成させたい方や、
単純作業の連続が苦手な方には、確かに向かないかもしれません。


…でもかくいう私も、どちらかというと根気はない方なんです。


例えば、編み物は形を作るのにそれなりに時間がかかるので、
それよりも、ミシンでダダーっと作ってしまえる作業が好きでした。

一旦作業に取り掛かれば、多少雑でも、失敗していても、とにかく完成形までもっていきたい、直したくない、そんなタイプです。


そんな私が、レザークラフトに出会って、
むしろ「丁寧に物を作ること」に、魅せられてしまったのです。


ここから、初心者の私がレザークラフトにハマった工程をご紹介します。

私をとりこにするレザークラフトの工程、コバ磨きの魔力



コバ磨き、という言葉をご存知でしょうか。

コバというのは、レザーの切れ端のこと。



この部分を文字通り磨く工程です。実際の作業はこんなことをします。



…地味な作業ですよね。

私はなんと、
このコバ磨きの作業が大好きで、何時間でもずっとコバ磨きをしていられます。

動画でも「面倒だから我慢して」と言われているのでかなりレアかもしれません。笑


レザーって、手をかければかけるほど、それに答えてくれるんですよね。


切りっぱなしで、「ざらざら、ガタガタ」だったコバ。

これに丁寧にヤスリをかけていくと、
まず触り心地が「とろとろ、ふわふわ」になります。

そこから「水をぬってレザーで磨く」、をただひたすら繰り返していくと、
やがて触り心地は「つるつる」に、見た目は「ピカピカ」に光ります。

地味にこの作業を繰り返して、全てのコバをピカピカにするのです。


「ガタガタざらざら」が、ただこすって磨くだけで、「とろとろふわふわ」を経て、
「つるつるピカピカ」になるんですよ、これってすごくないですか?笑


初心者の私からすれば、この工程に技術は関係ありません
(上達した方からすればそんなことはないかもしれませんが)


時間をかければかけるほど、丁寧に磨けば磨くほど、コバは答えて光ってくれるんです。

コバがきれいだと本当に作品の仕上がりがきれいで、質がぐっと高まります。


こんな風に、
レザークラフトは、技術ももちろん反映されますが、
いかに丁寧に作りこんでいるかがしっかりと仕上がりに反映されるんですよね。


そもそもコバ磨きをしているということは、もうほぼ形は完成している段階なんですよ。

自分で「よし、これで完成!」と決めたら、
あとは仕上げ材を塗って乾かすだけで、すぐ使えます。

その段階で、何時間もコバ磨きをするんです。根気がないはずのこの私が。

新しい自分の発見でもありました。


でも、丁寧にすればするほど
どんどん良い品物になっていくので、私にとってこの工程は魅力的だったのです。


もちろん、
「もともと根気がない方でも、私のようになるから大丈夫」とは断言いたしません。

やっぱりレザークラフトはあわない、という方もいらっしゃるでしょう。


でも私のように、自分は根気がないと思っていたのに、
実はこんな作業は苦じゃない、むしろ好きだった、という例があるので、

「根気がない方、飽きっぽい方にはおすすめしません」とも言えないのです。


…レザークラフト、奥が深いです。



上質なレザーの小物が好きな方や、自分でお気に入りの物を作ってみたいと思っている方、向上心のある方であれば、レザークラフトにハマっていくのではないでしょうか。

レザークラフト初心者が失敗せずにステップアップするには



ここまで、レザークラフトの魅力について初心者の私目線でたっぷりと語ってきましたが、実際に始めるにあたって注意することは何でしょうか。


道具は何を買えばいい?
独学で出来る?
キットを使う?

…いろんな疑問をお持ちだと思います。


それら全てに私が答えることは出来ないので、
ここでは、失敗しにくい作品の選び方について、お伝えしたいと思います。



レザークラフトで、作ってみたい物ってありますか?

私は、A4サイズの書類が入るぐらいの大きさの、マチがたっぷりあるトートバッグを作ってみたいと思っています。でもまだやっていません。

初心者には明らかに難易度が高いと思うからです。


「作ってみたい」という憧れは重要で、
もちろんまずそれに、着手することも一つの手だとは思います。


ですが、せっかく道具をそろえてレザークラフトを始めるのであれば、その一つの作品を作って終わりにするわけじゃないですよね?

だったら、作ってみたいものではなく、
練習になるものから、徐々にステップアップしたほうがいいです。


そうしないと、途中で挫折してしまうんですよ。

挫折しない、必ずできるものから完成させて、
一つ一つ練習を積んでいくのが、諦めずに続けるコツだと思います。



でも何が簡単な物なのかわかりませんよね。


ここで、レザークラフト初心者の私目線での選びやすいポイントをお伝えすると


・パーツも糸も直線…曲線が入っていると裁断、縫い穴を等間隔で開けることが少し難しくなります。

・平面である…携帯ケースなどの箱型にするものは小物でも大変。
 パーツ同士を張り合わせた状態からでは縫い代が狭すぎてうまく穴があけられません。
 それぞれのパーツに穴をあけてから張り合わせる方法もありますが、開けた穴の位置がうまく合わなくなります。

・比較的小さい…糸は縫う長さの4倍の長さを準備し、一針一針穴に通していくのですが、これが長いと思いの外、作業が何倍も大変になります。 
 一気に縫わずに、何回かに分けて糸を用意すれば絡まるなどのトラブルは避けられますが、その分かなり手間が増えます。
 さらに小さいとすぐ完成するので挫折しにくいです。

・ボタンや金具を使わない…ボタン、カシメなどの金具、何を使うにもそれぞれ大きさを合わせた打ち具や打ち台が必要になります。



ということで、初心者にはカードケースやパスケースがおすすめ

できれば、ポケットが少なく、革のパーツが二枚重ねで済むようにしましょう。
1枚増えただけで、穴をあけたり針を通すのに、かなり力が必要になります。



一度作品を最初から最後まで作ってみると、基本の工程それぞれの意味が分かってくるので、そこからは、曲線に挑戦するもよし、ボタンやカシメなどの金具を使ってみるもよし、少し大きなブックカバーに挑戦するもよしです。

基本の作業に何をプラスしているのか、意識すると良いかもしれませんね。


難易度の低いシンプルなものを一度作ってみて、そこから新たに課題を設定してステップアップをはかっていってください。
自分が得意なこと、苦手な工程もわかってくると思います!


いつか、憧れのアイテムを作りましょう。

レザークラフト初心者の方に伝えたい事まとめ



1. 他のハンドメイドと比べても、レザーは魅力的な素材

2. 器用さよりも根気が大切

3. 作業の丁寧さに比例して仕上がりがよくなる

4. まずは簡単な物を完成させて、ステップアップ


レザークラフトは、初心者の方が手を出すにはハードルが高いですが、
その分とても魅力のある作業です。


迷っている方、一緒にレザークラフトを楽しみましょう!

初心者の方用のテキストやサイトもたくさんあるので、ぜひ、ご自分が使いやすいものを一つ決めて参考にしましょう。

どうしても初期費用を抑えたい、とりあえず体験したいという方は、工具の代用法を検索すれば、たくさん出てくるので、そういった情報も活用してみてくださいね!



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