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映画などでも度々登場するNYのタクシー。
NYのタクシーは黄色のボディなので「イエローキャブ」と呼ばれます。
イエローキャブ以外のタクシーもありますが、通称「白タク」と呼ばれるもので、法外な料金を請求されることがあります。
基本的にはイエローキャブに乗りましょう。
私は4年前にNYを訪れた際に2回程タクシー(イエローキャブ)を利用しました。
日本でもタクシーは移動手段として利用されていますが、やはり国が違えば同じ移動手段といえども雰囲気も違います。
乗り方はガイドブックや様々なサイトに紹介されているので、今回は私が感じたNYのタクシーの特徴をご紹介します。
乗客との間に

djandyw.com
NYのタクシーでは後部座席と前の座席の間に、一般的にアクリル板等の仕切りがあります。
犯罪防止の為です。
お金の受け渡しの為に、アクリル板の一部に小さな隙間や扉があり、そこで現金のやり取りを行います。
クレジットの場合は後部座席のタッチパネルで支払います。
私はNYに着いてから、そこまで犯罪等の意識をしていませんでしたが、タクシーに乗って「はっ」としました。
日本のように治安が良いのは稀であることを、忘れてはなりません。
車内につり革?

NYの地下鉄にはつり革がありませんが、タクシーの中につり革に類似したものが設置されている場合があります。
「タクシーにつり革???」
と私も疑問に思っていましたが、走り出して納得。
もちろん運転手さんによるかと思いますが、結構、運転が荒いです。
私が乗ったタクシーは、急ブレーキに急発進、急ハンドルとアクロバティックに運転してくださいました(笑)
それはもう「何かに掴まっていないと落ち着かない」程。
私は無意識につり革を掴み、隣に座っていた友達も、もれなく掴まっていました。
つり革って…電車やバスで立つ時以外にも役立つみたいです。
ちなみに、10年以上前に「TAXI」という映画が製作され、その中のタクシーにも仕切りとつり革がちゃんと装備されていました。
おもてナシ?

GU / 古天熱
日本でも「この接客どうなの…」ということがたまにありますが、海外ですとその頻度はグッと上がり、タクシーも例外ではありません。
NYのタクシーに乗る際は店名やホテル名などではなく、目的地の位置を言わなければ、運転手がわからないことが多くあります。
(住所ではなく、「○○st.と●●ave.が交差している辺り」というような言い方をします)
私たちはそれを知らずにタクシーに乗り込み、
「タイムズスクエアチャーチまで」
と言うと
「タイムズスクエアチャーチだって?そんなもんはねえよ!」
と怒鳴られました。
遠い異国の地でタクシーに乗り、開口一番に異国の言語で怒鳴られ、怖気づいてしまった私たち。
タクシーは発車し、タイムズスクエアに到着。
「タイムズスクエアがここだ。ったく、タイムズスクエアチャーチだなんて何言ってんだ!そんなものはここにない!」
と言われ、かの有名なタイムズスクエアで降ろされてしまいました。
「このガイドブックには紹介されているけど…」
と思いながら、インフォメーションセンターがあったので尋ねると、
「ああ、このようにして行けば行けますよ。ただ、もうゴスペルの時間は終わってますけどね」
と言われました。
そのゴスペルが見たくてタイムズスクエアに来たんですけど…(涙)
怒鳴るだけでなく、運転中にも他の車の悪態をついたり、乗り心地からもそうですが、「心地よく利用してもらう」なんていう「おもてなし」精神はあまり期待できません。
お店でも私用の電話をしながらレジを打つなど日常茶飯事です。
営業スマイルもあるとはいえ、日本の接客は他国に比べて高いなと思います。
NYのタクシーについていかがでしたか?
NYのタクシーは初乗り料金が東京の半額くらいとはいえ、日本では乗車中につり革は必要ないし、ドアは自動で開閉してくれます。
さらにトラブルがあるとはいえ、アクリル板が普及する程でもないですし、行先を告げただけで、開口一番に怒鳴られることもまずないかと思います。
NYのタクシーに乗って、日本の良さを再発見できました。
旅行中の移動手段として活躍するものと言えば、電車もありますね。
日本の電車と同じ感覚で利用すると、驚くことがたくさんあるかも!?
旅行前には確認しておきたいですね!
⇒ニューヨークの電車は日本と大違い!旅行前に知っておきたい常識とは
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