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世界三大美術館とはルーブル美術館、エルミタージュ美術館、そして今回ご紹介するメトロポリタン美術館の3つのこと。
メトロポリタン美術館に私は4年前に訪れました。
何の下調べもせずに。
そう、何の下調べもしていなかったのです!
私たちは日本の美術館に行く感覚で訪れたのですが、これがとんでもない間違いでした!!
今回は私のメトロポリタン美術館での失敗談をご紹介します。
そもそも規模が違う

私もたまに美術館に足を運びますが、日本の美術館ですと、たいてい2時間もあれば見て回れると思います。
同行者の友人も日本で一緒に美術館巡りをする仲間だったので、
「メインは1階と2階だし、とりあえず、午前中を使えばメトロポリタン美術館は見て回れそうじゃない?」
と、何の下調べもせずに日本の感覚で予定を立てていたのです。
これがとんでもない失敗でした。
私たちは何も考えずに美術館に入館し、初めに目にするエジプト遺跡からすでに興奮状態に。
何せ、エジプトの遺跡がそのままの大きさで館内にあるのです。
そうして色々見て回る内に私たちは気づきました。
メトロポリタン美術館は5階建てですが、メインは1階と2階。
入館して一時間が経過しようとしているのに、1階さえも見終えていないということに気づいたのです。
地図を見ると1階の半分も見ていませんでした。
「ここって…もしかしてとんでもなく広いんじゃない…?」
そうなんです。
メトロポリタン美術館はとんでもなく広いのです。
東京ドームの広さが約13,000㎡に対し、メトロポリタン美術館は展示面積だけで56,600㎡、つまり、東京ドーム4個分の広さなのです。
美術館ではただ歩き回るだけではなく、美術品を見て回りますよね。
場合によっては説明を聞いたり、読んだりしますよね。
つまり、ただ歩くだけよりも余計に時間がかかるのです。
これは私たちの計算外。
本当に隅々まで見ようと思えば一日あっても足りません。
何せ美術館も開館時間があり、だいたい7時間くらいしか開いていないのです。
一日以上かける時間に余裕がある人は、じっくり見て回っても大丈夫ですが、3時間程度しか時間がない場合は、行く前にどの作品を見るのかをきちんと計画しないと、大幅に狂います。
とはいえ、メトロポリタン美術館には落とし穴があります。
計画通りにいかなくなる、落とし穴が。
まさかの2時間迷子

時間が予定より大幅にかかると気づいた私たちは、駆け足で見て回ることにしました。
お互い、見たい作品に夢中になっていると、まさかの、まさかではぐれてしまいました。
同行者とはぐれるとメトロポリタン美術館では大変なことになります。
何故なら、とんでもなく広いだけでなく、とんでもなく部屋が沢山あり、迷子になりやすいからです!
メトロポリタン美術館のHPに館内の地図があるので、こちらをご覧ください。
( http://www.metmuseum.org/visit/museum-map )
とてつもない部屋数ですよね?
これ、地図を見ても自分がどこに向かうのか把握しづらいのです。
何せ、一つの部屋に出入口が複数あり、どの出入口から出れば行きたい方向に行くことができるのか非常にわかりづらいのです。
しかも基本的に同じ系統の展示品が近辺にあるので、
「あれ?さっきここに来たような?」
というような混乱状態になりやすいのです。
今はスマホの普及で海外でも簡単に電話ができるようになりましたが、私が行った当時は海外使用の場合は別途契約をせねばならず、契約をしていなかったので、友達と連絡が取れない状況になってしまいました。
言葉も通じない遠い異国の地で同行者と離ればなれになると、とんでもない焦燥感に襲われます。
何かトラブルに巻き込まれたとしても、同行者も一緒だと結構心強いものですが、一人となると孤独感も影響して、より一層恐怖心が襲います。
実にはぐれて二時間が経過しました。
何度も何度も同じ部屋を出たり入ったりし、もはや美術品を楽しむ余裕などどこにもなく、ひたすら友人を探しましたが見つからず、呼び出しをしてもらえるかもしれないと思い、インフォメーションセンターへ行くと、何と偶然にも友人もほぼ同時にインフォメーションセンターに姿を現したのです!
私たちは無事に二時間ぶりの再会を果たし、安堵しました。
メトロポリタン美術館は広さもさることながら、その部屋数も多く、迷子になりやすいです。
地図を見ても、どの出口がどこに繋がっているのかも把握しづらいのです。
計画通りにいかなくなる落とし穴とは、ここにあります。
ちなみに、館内には沢山のスタッフさんがいます。
スタッフさんの性格にもよると思いますが、私たちが地図を見ても現在地がわからずに居場所を尋ねたスタッフの方は、
「地図見ればわかるだろ!」
と一蹴して教えてくれませんでした…(涙)
迷子になったら人に聞いて解決、とは簡単にはいきませんのでご注意を…。
ちなみに、現在はメトロポリタン美術館の情報や展示品の一部をアプリで見ることができます。
万が一、見逃してしまった作品がある場合は、最終手段としてアプリで見るのも良いのかもしれないです。
とはいえ、本物は実際に触れてみることで素晴らしさが伝わってくると私は思うので、できればきちんと計画して、見逃しがないようにすることをオススメします。
メトロポリタン美術館の所要時間は予想以上にかかると思っておいた方が無難です。
訪れる前にしておくべきポイントをまとめると、
1.事前に見て回る計画を立てる
2.スムーズに見て回れない場合も多いにありうるので、時間には余裕をもって計画する
3.万が一、同行者と連絡が取れなくなった時のことを考えて、はぐれた時の集合場所を決めておく
私たちは大幅に予定を変更し、結局朝から5時間くらい滞在することになりました。
行き当たりばったりの旅行も楽しいですが、事前の情報収集は本当に大切です!!
後悔しない旅行にするには、きちんと準備して旅行に行きましょう!
海外旅行、事前の下調べは本当に大事ですね。美術館までどうやっていきますか?タクシーの乗り方、事前に確認しておきましょう。
⇒ニューヨークでタクシーに乗るなら必読!日本との違い3つ
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