この記事の所要時間: 約 5分57秒
魔の2歳とはよく言ったものです。
赤ちゃんの頃はあんなにかわいかったのに、
そろそろ2歳のお誕生日を迎えようとするくらいから始まる
「イヤイヤ」攻撃に見も心もボロボロのお母さん、たくさんいらっしゃるでしょう。
すっかり魔人になってしまったかわいいわが子のと上手に付き合っていく方法、
一緒に探してみませんか?
このままで行くと自分がいったい何をするかわからない…
なんて思いつめて手遅れにならないうちに、頭をリフレッシュしましょう!
魔の2歳、いったいいつまで続くの?
まず最初に、「魔の2歳」という言葉の意味ですが、けして「2歳が大変」という意味ではないんです。
びっくりされてるお母さん方の顔が目に浮かびますが、魔人の時期は実はこの先ずっと続く事になるんです。
え?じゃあ、いったい何時まで私が苦労すればいいのかしら~~~なんて絶望の声も上がりそうですが、
皆さん、さあ覚悟しましょう。
魔人はいなくなることはありません。
魔人のこだわりポイントがどんどん成長と共に変化していくだけで、
魔人であることにはこの先代わらないのです。
そもそも、なぜ反抗期があるのか。
それは子供が自我に目覚めるからなんです。
自分と他人という存在を認識して、自分の確固とした意思を持つ為の段階なのです。
自分とほかの人という判別ができなければ当然反抗するという意識は持てませんし、
自分がどうしたいかという欲望がなければ「イヤイヤ」も生まれない筈。
そう考えてみると、
魔人の成長はポジティブに言い換えれば、「人間としての成長の証」とも言えるのではないでしょうか。
魔人と仲良く付き合うために~しつけしなくちゃ概念を脱ぎ捨てろ~

とは言うものの、一向に自分の言うことを聞いてくれず、
まるで怪獣になってしまったかのようなファースト魔人さん達に苦労されてるお母さんは多いと思います。
さあ、マインドをチェンジ!しましょう!!
彼らファースト魔人さんは、いわゆる「自分と他人の存在を初めて認識」した印。
つまり、喜ばしいおめでたい姿です。
まずは赤ちゃんだった自分の子供が、社会性を持った事を素直に喜びましょう。
魔人に変身しないと、この先社会的生活を上手に送っていく事ができません。
わが子が立派な大人に成長することを願ってやまないお母さん達にはまず最初のご褒美ですよ。
上手に育ってます通知。嬉しいじゃないですか。
そして、「イヤイヤ」に戸惑うと思いますが、今までの素直な姿は人形だったと思って思い切って未練を捨て去り、
新たな姿を認め、どういう魔人さんになったかを観察してみましょう。
ほら、見えてきませんか?新しい姿の全貌が。
「イヤイヤ」の理由さえ見えてくれば自然と対応方法が見えてきます。
その方法はその子その子で違いますので、特効薬的なノウハウはありません。
大人でも、色々な人がいて、その人その人すべて性格が違うように、子供も立派な一人の人間ですので、それぞれ人格は様々。
一人として同じでないのです。
ですから、その子その子のこだわりポイントは当然違うわけで、それがあたかも他の子は大人しいのに、わが子は…のような比較になってしまっているだけなんですね。
ここは絶対に他の子との比較をせず、自分の子供をよ~く見てあげて、そしてひとりの人間として真摯に付き合ってください。
その中でやはり「しつけ」的な事柄で子供とぶつかると思います。
子供には大人のルールはわかりません。いえ、知らないのです。
親は子供に社会のルールを教えてあげる責任がありますので、ここは一生懸命伝えなければならないですね。
でも、「イヤイヤ」魔人達をどうしつけるのか…いえ、しつける必要はありません。
「しつけをする」という考え方を捨てましょう!
子供といえども、人間対人間。魂を込めて相手に伝えよう!!

たとえ何歳の子供であっても、それぞれ独自の人格を持つ立派な一人の人間です。
自分の分身ではないのです。自分の言う事を聞いて欲しい、
自分の思った通りに行動してほしいと思うのなら、一生懸命説明をする必要があり、
そして理解してもらう必要があります。
そうです。大人を諭すのとなんら変わりはないのです。
小さいから、理解できないから、難しいから…こういう理由で「お母さんの言うとおりにしていればいいいの!
どうして言う通りにできないの!」と言っても、言われた当人の立場で考えてみてください。
「なんで?どうして?なんで言う通りにしなきゃいけないの????」という疑問だらけでは、
絶対にその通りにする事なんてできない筈。
小さいから、理解できないかもしれないから、それくらい難しい事柄だからこそ、
根気よく、丁寧に、かみ砕いて、子供に理由を伝えるべきです。
勿論、頭ごなしに言った方がお母さんは簡単でしょう。
でも、この部分を手を抜かず魂を込めて子供に伝えるという行動をとる事によって、
万が一子供の理解まで到達しなかったとしても、
子供には「お母さんがあれだけ一生懸命話してくれている事だから、
多分大事な事なんだろう」という事だけは体感的に伝わるでしょうし、
だからこそ、
子供の意識に「お母さんは一生懸命自分に向き合ってくれている。信頼できる存在だ」というフラグが立つのです。
さあ、おわかりになったでしょうか?
①反抗期は恐れる物ではないのです。自我が形成され、成熟する過程の表れです。
②しつけをするという概念は捨て去れ。子供の人格をしっかり観察して認識すべし。
③人間と人間の魂の対話をすれば必ず伝わる
大人同士で話し合いをする場面と全く同じスタンスで自分の子供とも向き合いましょう。
自分の持ち物とせず、子供の人格を認めましょう。
彼らは自分とは全く別の一人の立派な人間なのです。
さあ、マインドをチェンジして、上手に今からずっと続く、反抗期という魔人様に付き合っていきましょうね!
小学生が学校に行かないという悩み相談を答えているラジオ番組なのですが
この、学校行かない気分の対処法が子育てで行き詰っているママのマインドチェンジにも
通じる対処方だな~と思います。
そう。頑張りすぎると落差が激しいです。意外に曖昧でいいんですよね。ご参考にしてください。
<おまけ>
ファースト魔人様にだけ通用する、心理学的テクニックを紹介している動画を見つけました。
これ、本当にそうです。使えます。但し、心理学なのに本当に子供だましなテクニックです(笑)
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