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こんにちは、小さな営業所で事務員をしていたマイヤです。
プライベートでは年々書く機会の減っている年賀状ですが、ビジネスの場ではまだまだ根強く存在しています。
というか、欠かせません。
私が在籍していた営業所でもお取引先様やエンドユーザー様からいただいておりましたし、こちらも出していました。
年に一度だけ送るハガキですが、このハガキの有無ってあまりバカにはできません。
同等のサービスで同等の商品力、さらに同等の価格帯の2社があるとして、そのうち1社は年賀状が送られてきたけれど、もう1社からは来なかったとなると、送ってきてくださった方をちょっと優先してしまいますよね。
さらにそこに、ちょこっと気遣いのある一言でもあるとなおさら。
でも年賀状を出すにもマナーがあります。
今回は年賀状の書き方マナーで特に間違えやすい3つをご紹介します。
お祝いの言葉を●●させない?

「新年明けましておめでとうございます」
こちらの一文、実は年賀状においてマズイ表現の仕方をしています。
何が悪いのかと言うと、「新年」と「明けまして」が同じ表現となり、お祝いの言葉で表現を重ねることは良くないこととされています。
その為、「明けましておめでとうございます」もしくは「新年おめでとうございます」とすべきなのです。
さらに「謹賀新年」と元々ハガキに印字されているにも関わらず、「明けましておめでとうございます」と書くのも、同じ表現を繰り返していることになるので、やめましょう。
年賀状において、お祝いの言葉を重複させないように気を付けないといけないですよ!
印刷されたハガキに注意!

元々言葉が印刷されたハガキに「賀正」や「迎春」というものがありますが、これをお客様に送るのはタブー!
実は目上の人に1文字や2文字のお祝いの言葉で出すのは失礼にあたってしまうのです!
1文字や2文字の場合は目上の人が下の人へ送る場合。
目上の人に送る場合は「謹賀新年」等の4文字もしくは「謹んで初春のお慶びを申し上げます」等の文章にしましょう!
宛名も要注意!

宛名を連名にする場合は、それぞれに「様」をつけるのが礼儀です。
「様」を一つだけにして送られる方もいらっしゃいますが、実はこれって失礼なのです!
敬う気持ちが分割される、ということから、本来はそれぞれに敬称をつけるもの。
一人ではなく、家族全員に送るとなると、
「●●家御一同様」
とまとめてもOK。
会社宛の場合は「御中」というのは常識だと思いますが、中には
「●●株式会社御中 ●●様」
と書く方もいてびっくり。
「御中」は個人名がある際は使いません!
個人名がある場合は
「●●株式会社 ●●様」
というように、個人名にのみ敬称を付けます!
年賀状の宛名は
「誰に届いたものかな?」
と、宛先の人だけでなく、色々な人の目に触れます。
気を付けておかないと、大恥をかいてしまいますよ!
「こういうマナーを世間一般の人は知らないんじゃない?」
というような、すごくマイナーな感じのマナーもあります。
私は冠婚葬祭の関係で働いたことがあるのですが、
「いやいや、こんなの知らないでしょ、フツー」
みたいなマナーもありました。
でも知っている人は知っているのです。
受け取る方が知らないとは限りません。
失礼のないようにマナーには気を付けましょう!
お正月といえば「おせち」。最近ではおせちを食べない家庭も増えているようですね。
⇒おせちが嫌いな人はお正月に何を食べているの?私なりに調べてみた
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