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目次
家庭菜園でおいしい野菜を作りましょう
採りたて新鮮野菜は栄養価も高くって、味も濃くて本当においしいですよね。
郊外の道の駅によくある野菜売り場は、まさに新鮮野菜の宝庫!
人気のある道の駅では、地元の方々が毎朝お店へ納品して、夕方にはすっかりなくなってしまうほどの大盛況なので、商品のお野菜はいつもその日に収穫した新鮮なものばかり。
ドライブの時だけでなく、野菜を買いにわざわざ足を伸ばしています。
だけど、ついつい食べきれないくらい、買いすぎちゃうんですよね。
もっと手軽にと思い、「朝採り野菜をその日のうちにお届け!」
なんていう新鮮野菜の通販サイトをのぞくと、主婦の私には、ちょっと割高に思えたりします。
もっと頻繁に新鮮野菜が食べたいなぁ~。
自分で作っちゃう?
でもきっと収穫するまで大変だし、きっと難しいよね~?
と、躊躇していました。
だけど、野菜を育てたら、育てる楽しみ、収穫する楽しみ、食べる楽しみができて、ちょっとした充実感も味わえるんじゃないかなと思い始めてみました。
ですが、やる気はあるにに、残念ながら失敗続き。
家族からの微妙な視線が背中に突き刺さる・・。
あーやめとけば良かった・・。

私と同じように、家庭菜園を諦めかけてる人、はじめようと思っても、イマイチ一歩が踏み出せない人いませんか?
初心者向きで育てやすいと言われるトマト栽培で失敗した超初心者だって大丈夫!
初心者向きの育てやすい野菜の王道といえば、トマト。
だけど、これが意外と難しい!
途中で枯れてしまったり、病気になったり、実があまりつかなかったりしました。
私も毎日ちゃんとお水もあげてるし、日も当たってるのになんで?って何度へこんだ事か・・。
私、向いてないのかも・・と諦めかけたこともありました。
色々調べてみるうちに、育てやすい野菜と方法を選んで、ポイントをつかめば、誰にだって出来ちゃうことに気がつきました。
そんな私と同じぶきっちょさんでも大丈夫ですよ!
さあ、家庭菜園の楽しさを手軽に味わいながら、ステップアップしていきましょう!
といっても、最初から色々揃えるのは失敗したとき、ショックも倍増。
だって家計を預かる主婦のおこづかいは限られてるんですもん。
とりあえず、最初は家にあるものや、100均で手に入るものでチャレンジしてみましょう!
まずは種や苗を買わなくても始められる栽培方法を紹介しますね。

第1ステップ。超エコ家庭菜園で、ねぎ作りにチャレンジ!
奥さ~ん!根がついたネギ、そのままゴミ箱へポイッはもったいないですよ!
また土に植えれば室内でも元気に育って収穫することができるんですよ~。
※揃える道具など
・ネギ(根から10センチ程残したもの)
・有機培養土 (野菜用があればそちらを購入)
・霧吹き
・ビー玉(底石のために使用します)
・ペットボトル500ml用 2本
・洗剤用の軽量スプーン
1.ペットボトルを上から4分の1位の所で切り落として、底に水はけをよくするためにビー玉が一段並ぶように敷き詰めます。
2.その上に土を5センチ程の高さになるまで、綺麗に洗った洗剤用の軽量スプーンで入れたあと、ネギを植えます。
3.倒れないように指でおさえ、土を入れていき、ネギの頭がほんの少し見える状態まで入れたら、充分お水をあげて出来上がり。
知らない間にニョキニョキ伸びて、ちょっと薬味が欲しい時にとっても便利ですよ。
水栽培でも育ちますが、根の栄養分が無くなったら成長しなくなるので、土栽培をおすすめします。
お水は、表面が乾燥したときに霧吹きでぬらしてあげるだけ!
ネギは背が高くなると倒れやすく不安定になるので、ペットボトルをいくつか用意し、クリップなどで連結させると安定します。
容器を捨てる時も土を捨ててクリップをはずして洗うだけだから、手間もかかりませんよ。
根の部分にスポンジが付いて売っているお野菜なら、この方法で二度美味しくいただけます。

第2ステップ。虫よさらば!無農薬でベビーリーフやミックスリーフを、種から育ててみましょう
スーパーで買ってきてもすぐに新鮮さを失ってしまうレタスや水菜などの葉野菜。
実はこれも育て方によっては、とっても簡単に家でできちゃうんです!
ただ、農薬など使わず無防備のまま外で葉野菜を育てると、いつのまにか家庭菜園のつもりが、イモムシやアブラムシの飼育になってしまった!なんてことも多々あるようで、私も経験者の一人。
その様はまさにホラー。。。。
ぞぞぞーーーっ!
やっかいな虫問題は室内栽培でクリアし、楽しく育ててみましょう。
ネギの次は「ミックベビーリーフ」「ガーデンレタスリーフ」などの葉野菜の種を蒔いてみました。
種類にもよりますが、大体20℃前後で4~7日で発芽し、3週間で収穫できるので、収穫する楽しみがすぐ味わえますよ。

※揃える道具など
・「ミックベビーリーフ」「ガーデンレタスリーフ」などと袋に書かれた種。
(リーフレタス・水菜・ルッコラなどの種がミックスされています。サラダにして食べるのに向いています。)
・有機培養土 (野菜用を購入。)
・霧吹き
・ビー玉 (底石のために使用します。)
・ペットボトル 1000ml用 1本 (蓋つき。)
・洗剤用の軽量スプーン (スコップの代わりに使います。)
1.まずは蓋をした状態で、ペットボトルを横にして、野菜を植え付けれるように上になっている1辺を全て切り取ります。
2.そこへ、ネギの時と同じようにビー玉、土の順に入れ、全体が湿るようにしっかり水をあげます。
(底に水が溜まるほどあげるのはNGです。)
3.土の表面全体に隅まで、まんべんなく種を蒔きます。
ベビーリーフは、発芽しない種もあるので、多めに密になるように蒔いてください。
4.種を軽く覆う程度の土をかぶせ、霧吹きで水をあげたらOKです。直射日光が当たらない場所を好むので、明るい室内で育てるのにとても向いています。
お水は、必ず霧吹きでお願いしますね。
面倒臭がってマグカップでジャーッ!と水をあげて、種が土に埋もれてしまい、発芽しなかったことがあるので、必ずお上品に霧吹きで朝夕2回あげてくださいね。
育てている間は、ちょっとした観葉植物のよう!
収穫した葉野菜は、サラダだけじゃなく、ハムやチーズと一緒にパンに挟めば、ちょっとカフェっぽいおしゃれなサンドイッチが作れますよ。
お部屋の中での家庭菜園がうまくいったら、ちょっとレベルアップして外での野菜作りにも挑戦してみたくなりますよね。

次はちょっと面白い栽培方法をご紹介しますね。
第3ステップ。ズボラじゃないよ!手間暇かけない袋栽培で家庭菜園
食べごたえのある大根やさつまいもって、なんだか手間もかかるし、難しそう・・。
農家の方じゃないと無理?と思っていましたが、ラクラク簡単、汚れ知らずの栽培方法があるんですよ。
「そんなにムシのいい話があるの?」
「あるんですっ!」
それが袋栽培という方法。
タキイの「そのまんま野菜畑」という培養土なら、袋の上を切って、その中に苗を植えたり、種をまくだけ!
(他の会社からも似たような培養土が発売されています。)
水やりも、ガイドラインが袋に書いてあるので、ほぼ失敗することなく大根、さつまいも、きゅうり、ナス、ピーマンなどが作れます。
あまりの簡単さにビックリですよ。
袋から野菜がニョキニョキ出ている様子は、面白みがあるけど、知らない人が見たら「ズボラ」と思われそう。
私は大きめのかわいいショッピングバックや、木製のプランターに培養土を袋ごと入れて飾ってみました。
さらに一工夫で、手前に「ジュリアン」を寄せ植えしてね。
そしたら「ちょっと、なんかオシャレな寄せ植えだね~」って友達に言われちゃいました。
ショッピングバッグの中は、培養土の袋、育ててるのは大根なんだけどねぇ~と思わず苦笑いしちゃいましたが、それはナイショ!
玄関先に置いても全く違和感なくっていいですよ。

第4ステップ。手間がかからない!じゃがいもの超浅植え、マルチシート栽培で家庭菜園。
何度か成功を重ねると、本格的に畑や庭の花壇で家庭菜園をやりたくなりますよね?
私にもできるんじゃない?
そう思えてきます。
地植えだと、水遣りや、草取りが結構大変です。
そこで、このふたつを一切やらなくてもいい栽培方法を紹介します。
次は購入するものが少し増えますが、最初の植え付けさえしっかりやればあとは手間要らずで大きな実ができる、じゃがいもの栽培法ですよ。
じゃがいもは、最低発芽温度は15℃。発芽と生育温度は25℃~30℃。
春と秋の2回植え付けが出来、約90日で収穫できます。
うまくいけば、種いも1個が15~20個になることも!
超お得な感じがしませんか?
土を掘り起こして収穫するまで、成長過程が見えない分、収穫する楽しみはひとしおですよ~。
何個収穫できるか当てっこするのも楽しいですよ。
※用意する道具など
・種芋
(食品売り場で売っているじゃがいもは使わず、ウイルス感染予防のために必ず苗売り場などで購入したものを使います。)
・有機培養土 (野菜用の土。)
・スコップ(大きめのものを用意。)
・マルチシート(園芸屋さんやホームセンターで手に入ります。黒いゴミ袋でも代用できます。)
・じょうろ
・軍手またはゴム手袋
(手やネイルを守るため、使用してくださいね。)

まずはじめに。
植え付けは、土が濡れていると、種芋が腐ってしまうことがあるので、かならず、土が湿っていない晴れの日が続いた日に行ってください。
1.じゃがいもの茎がついていたヘソの部分(ストロン)とその反対側を切り落としたら縦半分に切って、切り口を半日陰で完全に乾かします。
ストロンには、発芽抑制物質が含まれているので、切り取ってしまうことで芽の出が良くなるそうです。
2.切り口を上にして、およそ30センチの間隔を開けて種芋を置いていきます。
切り口は、必ず上に。間隔は、足一個分よりすこし大きめと覚えておくと、忘れませんよ。
あ、靴のサイズが30センチ以上の方は、それなりでお願いします。
3.土の上に置いたら、切り口が隠れない程度に土で覆い、その上からマルチシートで覆います。
4.2週間ほどで芽が出てきて、マルチシートを押し上げるので、マルチシートから芽が出るようにマルチシートにハサミで穴を開けます。
じゃがいもの産声が聞こえてくるような感動がありますよ!
気になる水遣りですが、乾燥地帯が原産国なので、ほとんど気にしなくて大丈夫です。
5.じゃがいもの花が咲き、1ヶ月ほどすると枯れてきます。
これが収穫する合図です。
土より上の部分を切り落としたあと、マルチシートを取ります。
お顔のパックをはがす時のように、そ~っとはがしてくださいね。
ゴロゴロ大きなじゃがいもが出てきた時には、感動しましたよ~!
この栽培方法は、じゃがいもを栽培する際に必要な「土寄せ」を途中でしなくてもいいんです。
しかも黒いマルチシートが日をさえぎってくれていたので、草の種があまり発芽しないので、草取りの必要がないんです。
雨水はねが原因の病気にもなりにくい。
種芋を土の中に埋めてしまわないので、発育をさえぎるものがなく、そのためスクスク大きく育つ。
いいことづくめでしょ?
さらに、バジルを傍で栽培すると、形が揃ったじゃがいもが沢山できますよ!
難しいなぁって思っていた家庭菜園も、簡単な栽培方法で、育てれば、とっても育てやすいんです。
育てやすい野菜を選ぶよりも、簡単な栽培方法でチャレンジしたほうが、ぐんと成功率が上がるんです。
手間やお金をかけなくても、家庭菜園は充分楽しめるんですよ。
少しづつステップアップしていくことで、家庭菜園への自信もついていきますよ。
まとめ
第1ステップ
超エコ家庭菜園で、ねぎ作りにチャレンジ!
第2ステップ
虫よさらば!無農薬で葉野菜を、種から育ててみましょう
第3ステップ
ズボラじゃないよ!手間暇かけない袋栽培で家庭菜園。
第4ステップ
手間がかからない!マルチフィルム(マルチシート)栽培で家庭菜園。
育てやすい野菜を選ぶよりも、栽培方法を選んだほうが、簡単に野菜を育てることができる。
只今、我が家の畑では、じゃがいもを沢山育てています。
もちろん、マルチシート栽培でね。
収穫するのが今からとっても楽しみです。

収穫する楽しみだけじゃなく、自分で作った野菜で、どんなお料理を作るのか考えるのも楽しいですよ。
煮物に、野菜たっぷりのピザに、ポトフなんてのもいいね~。
ひょっとしたら、お料理の腕まで上がっちゃうかも?!
その他の栽培方法の動画です。
http://www.takii.co.jp/tsk/saien_movie/suika.html
こちらもおすすめですよ!!
⇒家庭菜園初心者がおすすめする、ちっちゃなちっちゃな知恵袋
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