この記事の所要時間: 約 10分38秒
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こんにちは。なっちです。
初めての赤ちゃん。
最近は母乳が赤ちゃんの為にとっても良いとされていて、完全母乳を目指しているママも多いと思います。
なっちの周りもそうでしたが…。
「頑張ったんだけど、結局4か月しか出なかった」とか
「全然でなくて凄く悩んじゃったの…」
という声もた~くさん聞きました。
かくいうなっちも、最初の子供の時はめちゃくちゃ悩みました。
今日はなっち経験談を交えながら、母乳の出ない原因って何なのか。
そもそも原因ってあるのか。
お伝えしたいと思います。
勿論、全ての人にピッタリはまるとは思いませんし、なっちはお医者様でも助産師さんでもなんでもない、只の「4人の赤ちゃんを育てた」経験がある母親なだけです。
それでも、なっちのアドバイスで一人目は4か月で母乳が出なくなった友人が、二人目は最後まで完全母乳で育てる事ができたりしているのを見てると、きっとちょっとしたポイントを知ってるか知らないかで物凄く違いがあるんじゃないかと思ってるんです。
これを読んで、もう一度チャレンジしてみよう!と思ってもらえたらいいなと思います。
母乳の出ない原因は色々あるけど、極論を言うとコレ

なっちは4人をほぼ完全母乳で育てました。
母乳育児の基本的な考え方や捉え方は、この「ほぼ」というのがキーワード。
人間は一人として同じ人はいません。
私達ママのおっぱいも「ヒト」種としては同じでしょうがみんなちょっとずつ違います。
なので、あのひとがこうだったから、自分もこうだ…とか、育児書に書いてあるからこうだ…というのは、必ずしも当てはまらない事をまず頭にしっかりと叩き込みましょう。
没個性はさようならです。
個性に溢れた私達のおっぱいは、一体どういうおっぱいなのか。
ママ自分のおっぱいに大いに興味を持ってください。
母乳が出ない最大の原因を、なっちはここで声を大にして言います。
「隣の人と同じように出ないからって自分のおっぱいが足りなかったり、ダメなおっぱいだと思ったら終わりだよっ!!」
母乳が出ない原因は、まず赤ちゃんが産まれた産院から既に私達の周りに巣食っています。
ダメダメ!他をみてはダメですよ!!
産院のタイプも色々ありますが、各個室で完全に育児できるタイプと、授乳室があって看護師さんなどの指導を受けながら、赤ちゃんの体重を測って母乳量を見るタイプの産院などがありますよね。
この、母乳量を測る授乳室があるタイプは要注意。
なっちの産院もそうでした。
看護師さんの指導を頂きながら楽しくやっている間はいいいのですが、周りにすごく出のいいママなどがいたら大変!
量を測っちゃったりするので、差が歴然じゃないですか。
これはもう、自分の母乳が出ない事に対して物凄いストレスかかりますよ。
さ、ここで注目!
これ、間違い。
ほら、最初に言いましたけど、個性です。個性。
たまたまそのママのおっぱいはすぐに沢山出るタイプのおっぱいだっただけで、もしくは赤ちゃんが物凄くおっぱいを吸う技術に長けた(生まれながらにね)組み合わせだったのかもしれませんよ。
なっちを例にとってみましょう。
なっち、正直言いますが、産院に入院中の5日間は全然少ない量しか出ません!!!!!!!(えへんっ!)
最初の3日間くらいまで20ccも出ないんじゃないかな…。
一人目の時なんて酷いもんで、他の人は結構出てるのでみかんの果汁の方が多いんじゃないんか?くらいしか出なくて、泣く泣くミルクを足していました。
でも、これも間違い。
産院にいる間は出てないのならミルク足してOKです。
どのみち、授乳感覚をコントロールされているし(3時間毎とか)そんな頻度で授乳していても母乳が乗って来る訳がないんです。
だから、なっちは二人目からは産院にいる間は適当に授乳して、ミルク足して、次の指定時間までゆったり有意義に過ごしました。
3人目の時かな…一回看護師さんに言われたんですね。
「3人目なのに、少ないね…。何、上の子はミルクだった??」
「いえいえ、二人とも母乳ですよ~」
と笑顔で返しましたが。内心。
「あのさ、こういう言葉が結構悩むママを作るんだよね!!なんて配慮のないっ!」
と憤慨していました。
とにかく、他と比べたら駄目になっちゃいます。
ここで自信を失う事によって、家に帰ってからの魔の「足りない強迫観念」に苛まれるんですから。
他の人と比べる事がた~くさんできる、産後の産院の授乳室が、なっちが思う究極の母乳が出ない原因です。
これから出産を控えている皆さん、今は個性の時代ですよ!!!お忘れなく!!
母乳の出ない原因。次の敵は、魔の育児書
育児書もためになるものは沢山あります。
例えば、今はメジャーの「スリング」を世に知らしめた「シアーズ博士のベビーブック」
これは素晴らしい本で、なっちもかなりなバイブルになっています。
小児科医ののシアーズ博士と看護師のマーサ夫人の子育てについてのドキュメンタリーを交えつつ、博士の提案する
「アタッチメント・ペアレンティング」をわかりやすく説明しています。
博士は親子の絆を重視して、赤ちゃんと母親がずっと触れ合っている環境の維持を提唱。その方法論として、アメリカ育児ではNGとされていた
「母乳・添い寝・抱っこ」を推奨しています。
ま、色々批判はあるようですが、なっちはシアーズ博士の育児書さえも「良いとこどり」しかしてませんので、適当実施。
それでいいんですよ~!
自分が「あ、そうだ!」と思ったとこだけ頂けばいいんです。
なっちが一番いいなと思った言葉は
「赤ちゃんと母親は巣籠しないといけない」という言葉です。
二人目になると正直その環境を整えるのは容易ではないのですが、上の子に対しての罪悪感はこの魔法の言葉ですっかりなくなりました。
そういうものなんだから、しょうがないんですよね。
お兄ちゃん、ちょっと我慢してね~!と気楽に考える事ができ、下の子達も上手に育てられたと思います。
脱線しましたが、そう。
魔の育児書の話。
何がいけないって、そりゃもうあなた!
授乳間隔の話と授乳量の話ですよ。
育児書を基準に考えた、なっちの一人目の最初の一か月は地獄でした。
まず、授乳間隔が全然あかない。
授乳が終わったと思ったらもう赤ちゃんがぐずり始めるんです。
どうしてもこんな時、頭をちらつくのが
「足りないのかな?」という言葉。
なっちは搾乳とかして自分のおっぱい量を測ってみたり、体重計に乗ったりしてはかったりしてました。
で、量に自信がないから足りないのかな?と思ってミルクを足してみたり。
でも、不思議なんですけどミルク足しても授乳間隔があかなかったんです!!!
毎日、毎回、時計とにらめっこの授乳タイム。
赤ちゃんの顔をゆったりと見る余裕すらなく、ひたすらおっぱいの事ばかり考え続ける日々。
一週間検診でも、一か月検診でも、すくすく育ってますよ!という結果でも、どうしても間隔があかないから自分に自信がなく。
夜泣きもひどくて寝る事ができず、明け方4時になると必ず泣き出す赤ちゃんにこっちも一緒に泣いちゃう日々。
赤ちゃんの顔を見て授乳した記憶がありません。
おかげで、私の長男は人の目をまっすぐ見て話をしない子供になってしまいました。
3か月目に入り、どうしても納得がいかないなっちは助産院を訪ねます。
そこで、超ビックリな話を聞くんです!!
「授乳間隔って、おっぱいをあげ始めた時間から、次のおっぱいをあげるまでの時間」
なんですって!!!!!!!!!
左右15分、合計30分あげたら、間の間隔は3時間ではなくて2時間30分だった…。
なんだかんだやってると1時間くらいは余裕でかかってたから、そしたら残り2時間。
あれ?間隔ちゃんとあいてるじゃんか。
しかも、もっとびっくり情報。
「授乳間隔の目安は、ミルクは赤ちゃんにとって消化が悪いので間隔をきちんと開け、量も規定通りあげた方がいいが、母乳は消化がよいので、赤ちゃんが欲しいと言ったら何回でもいくらでもあげてOK。間隔は気にしない」
ええええええええ???????????そうなの????????????
なっちの頭の中から、何かがガラガラと音を立てて崩れたような気分になりました。
そうなんです。
魔の育児書なんて、くそっくらえ!!(あら、失礼。言葉が悪いですね。良い子は真似しないで)
まとめると、母乳が出ない原因として考えられる事は…
いいでしょうか。
母乳育児に大切なのは
「赤ちゃんが求めるままに、好きなだけ好きな間隔であげる」
これです。
実はこれ、大事なキーワードが隠されてまして。
母乳が出ないと嘆いているママ、私は大半のママが「出るのに出してない」と睨んでいます。
産院から退院したなっちが、一番うれしいな~といつも思うのは「好きなだけ好きな時間に授乳できる」事なんです。
おっぱいも個性があれば、赤ちゃんも個性がいっぱい。
飲み方のスタイルも全然違います。
何時にどうこうとか決めてたら、赤ちゃんの個性には対応できません。そうすると赤ちゃんも疲れるし、ママも疲れちゃう。
おっぱいは需要と供給の関係がとても重要で、赤ちゃんが吸えば吸うほどママのおっぱいは出るようになっていく…というのが基本のメカニズムです。
なので、「赤ちゃんに沢山吸ってもらわないとおっぱいが乗って来ない」んですね。
なっちが産院入院中に出ないのも、退院後完全母乳ができたのも、すべてこのメカニズムのなせる業なのです。
いえ、勿論、本当に苦労してもどうしても出ないママもいるのは事実で、私の友人も助産院で出産したにも関わらず、助産師さんから
「ミルクを足していいのよ」と言われたと言っていました。
これも勿論個性なので、だからと言って悪い事は全然ありません。
ミルクで気を付けるのは、消化が悪いので赤ちゃんの負担にならないように適正量と間隔を守る事です。
おっぱいはやめなくてもいいですよ。
むしろあげた方がいい。
おっぱいは赤ちゃんにとっては水分補給も兼ねてますし、何よりも大好きなママに抱っこされてふわふわのおっぱいを触れる事のできる大切な時間です。
ママは負担に思わなければ、完全ミルクになる前に、ちょっとだけ「触れ合い時間」を作ってみてください。
もしかしたら、ある日急に出るようになるかも。
こればっかりは本当に千差万別なので、どうしたらこうというきまりがないのですから。
ちなみに、他にも大事なポイントが。
母乳が出ない原因と対策
①水分を沢山取る。(なっち、普段の2倍以上取ります)
②お腹が空くといいおっぱいが出ないので空腹で授乳しない。
③油分を沢山取ると乳腺が詰まるので、身体にいい食事を心がける。
④乳腺が詰まらないように、たまに自分でお風呂で搾乳する(お掃除レベルで。やりすぎ禁止!乳腺炎になりますよ!)
姿勢も大事なのね…。
参考になりましたでしょうか?
悩まず楽しく育児生活をエンジョイしましょう!!
赤ちゃんも、ママのおっぱいも人それぞれ。大変な日々だけれど、どうか心配し過ぎないで。
赤ちゃんを迎えたばかりのママへの記事はこちらです。
⇒産後の腰痛は半端なかった!!~赤ちゃんとの生活、その理想と現実~
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