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断捨離とかミニマリズムなど、最近は極力物を少なくして暮らすライフスタイルが注目されていますが、普通に生活していればどうしても物はどんどん増えていきますよね。
増え続けていく物をすっきりときれいに収納するには、
ホームセンターなどで収納家具を購入する手もありますが、
やはりコストもかからず、なおかつ大活躍してくれるのは100均グッズです。
できることなら、100均グッズにありがちな生活感はなるべく少なくして、おしゃれにすっきりと収納したいものですが、ひと手間加えてリメイクするだけで、まったく違った印象の収納アイテムとなります。
そんな、ひと手間加えたおしゃれな、
100均グッズの手軽なリメイク収納アイデアをご紹介します。
目次
キッチン収納はまずコンロ周りを考える

家の中で乱雑になりやすい場所として、必ず出てくるのがキッチンです。
特にコンロ周りは調理用具や調味料などをきちんと整理しないと、すぐに散らかります。
キッチンのツール収納の定番といえば、
壁に、ワイヤーネットやフックをかけて、吊るす収納です。
ワイヤーネットと壁、ツールの色調をそろえれば、
おしゃれですっきりした印象になります。
ただ、この方法って確かに取り出しやすいし、スペースも有効活用出来るのでいいと思いますが、持ち手にフックにかけられる大きさの穴があいていない物もたまにあるので、吊るす収納ができない場合があります。
ツール立てにも収まりきらなかったので、私は鉢カバーのお世話になりました。

普通のツール立てよりも直径が大きいので、
トングなども取り出しやすいし、使い勝手はいいです。
鉢カバーは小物入れなどにもなるし、ちょっと手間を加えると少し前に話題になったキャンディボックスのようなインテリア性の高い小物も作れる優秀アイテムなので、キッチン以外でも活躍します。
ただそのままでは面白くないので、転写シールなどでちょこっとリメイク。
転写シールは絵心やセンスに自信のない人でも手軽にリメイク出来る万能アイテムなので、好みの柄を見つけたらストックしておくと便利です。
ナチュラルにも男前にも、オールマイティに使えるウッドボックス
どこの100均にもたいてい置いてあるウッドボックスはリメイク収納の強い味方です。
リビングでもキッチンでも使えて、
しかもひと手間かければ、どんなインテリアにもなじみます。

100均DIY上級者の方にもなると、上の写真の様な大作も作れてしまいますが、
当然のことながら、釘打ちなどが必要になります。
不器用でDIY初心者、なるべくのこぎりや釘、などは使いたくないという私のようなタイプには、もう少し手軽な方法で積み上げたり連結したりしたいものです。
そんな不器用で面倒くさがりな人にぴったりの方法としては
1 木工用ボンドで貼り合わせる
2 両面テープ(強力タイプ)で貼り合わせる
3 テグスなど透明の釣り糸で結び合わせる
4 結束バンドでつなぎ合わせる
などが考えられます。
3と4は写真のようなコンテナタイプの隙間があるボックス限定で使える方法です。
厳密に言えば、根性と腕があり、錐などで釣り糸や結束バンドを通す穴を開ければ可能ですが、DIY初心者にはまだちょっとハードルが高すぎます。
連結部分が目立たなくてきれいなのはいうまでもなく釣り糸ですが、手軽さと強度から言えば結束バンドがお勧めです。
私はウッドボックスと結束バンド、ワイヤーネットを使って延長コードと携帯電話や集音器の充電器を入れるケースを作りました。

ボックスのかわいらしいロゴは、気にならなければそのままでもいいと思いますが、私はもうちょっと男前っぽい感じが好きなので、やすりで30分近くかけて削り取りました。
ほぼ削れてから水性ニスを塗り、ここでも大活躍の、転写シールを貼りました。
溝の部分に結束バンドを通せばワイヤーネットに取り付けるのは簡単です。
延長コードは、側面の持ち手の穴から通すとボックスの中にすっぽり収まります。
私の家には足の悪い母がいて、延長コードを足に引っ掛けると危険なので、
リビングに置いてある介護用ベッドのサイドにワイヤーネットを取り付けましたが、
小さいお子さんがいて、
コード類や充電器などを触らせたくないご家庭にも使えるリメイク技だと思います。
その場合は、
テレビ台横にフックを使ってワイヤーネットを取り付けてもいいかもしれませんね。
箱に穴の開いていないタイプのディスプレイボックスのような物は木工用ボンドを使って接着したり、大きめの物になると木ねじや釘を使う事が多いようです。
初心者としては、木ねじや釘などに手を出すのはもう少し後にして、
木工用ボンドや両面テープを使う方が賢明かもしれません。
その場合は、強度に若干の不安があるので、スパイスラックやカトラリーケース、小物収納などの軽いものを入れる前提でリメイクしたほうが安心です。
今回、私は男前インテリアをちょっと意識しましたが、
ナチュラルやフレンチカントリーなどの可愛らしい感じが好きな方なら、
パステルカラーにペイントも出来るし、
モダンな感じが好きなら、モノトーンにペイントしたりと、
工夫次第でウッドボックスはたいていのインテリアになじみます。
さらに転写シールだけでなく、
シールやマスキングテープを使ってワンポイントを施し、防水のために木工用ボンドをほんの少しの水で溶いたものを何回か塗ると、違った感じで楽しめます。
またリビングやキッチン以外の場所でも使えるアイテムですので、100均グッズでリメイクしようとする時は、ウッドボックスを使うことをぜひお勧めします。
使い道は一つじゃない!意外な物が収納に役立つ

本来の使い道とは違うグッズが思いがけず収納に役立つことは、
100均大好きな方ならもうご存知ですよね。
よく知られているのが、書類ケースを使ってフライパンなどの鍋類を収納したり、食器棚のお皿をブックスタンドを使って縦に収納したり、という使い方。
また、雑貨や冷蔵庫の収納に粘土ケースを使って、ラベリングで中身をわかりやすくする方法も、すてきブロガーさんたちがよくやっています。

ラベルは普通に100均で売っているものを使う方もいらっしゃいますが、
セリアの黒板風のリメイクシートをカットして、白いインクで字をかいたり、オリジナルのラベルを自作したり、おしゃれなこだわりラベル使われる方も最近は多いようです。
冷蔵庫の収納で使う場合なら食べ物を扱う場所なので、
白と黒のすっきりした収納は清潔感があってすてきです。
私もブロガーさんたちを見習って冷蔵庫の整理をしたいのですが、
まだそこまで手が回りません。
なので、まず手をつけられるところから、ということでブックスタンドを使う収納をアレンジして、やたら多いお盆やトレー類の収納に使っています。

仕切りの幅も広いので、ふちがあって厚みのあるお盆もすっぽり入ります。
でもやはり、このままでは面白くないので、ここでもちょこっとリメイクです。
といっても、今度はブックスタンドの表面が波型にうねったデザインなので、
いつもの転写シールは使えません。
転写シールは、表面がつるつるしていて凸凹がないものでないと、
接着面がひっかかってきれいに転写出来ないので。
そのかわりに、ウォールステッカーやその他のシールを貼って、防水のために木工用ボンドを水で溶いたものか、デコパージュ液の仕上げ用剤を塗ります。
私は、ラベルシールを貼って木工用ボンドを塗りました。

腕に自信のある方は、紙ナプキンをカットして貼り付ける本格的なデコパージュを施すと、もっときれいで元からブックスタンドに印刷されていたような仕上がりになります。
この元ブックスタンドは、
食器類のようにごしごし洗う事はまずなくて、汚れたら濡れた布巾などでさっと拭けば良いだけなので、それほど防水に神経質になることはないと思います。
それにもしシールが汚くなって剥がれても、
また新しくシールを貼ればいいだけの話ですから。
こういうふうに割り切れるところが、100均リメイクのよさです。
失敗を恐れずに勢いでリメイクすると、
思いがけず良い出来になったりするのも醍醐味です。
物が増え続けるのはキッチンとリビングだけじゃない
家の中で物が増え続けて乱雑になる代表格は、キッチンとリビングですが、他の場所だって油断できません。
特にお子さん関連では幼稚園や学校で描いてきた絵や図工作品、捨てるに捨てられないし、収納場所に頭を悩ませますよね。
図工作品は物によって大きさが違うので何とも言えませんが、絵や賞状の類なら100均グッズで一時的にではありますが、収納することが出来ます。
何を使うかというと、スカートハンガーです。
スカートハンガーに、絵を挟んでクローゼットにかけて収納します。
この方法なら絵を折ったり傷めたりせずに保管することができるし、吊るす収納でそれほど場所をとりません。
とはいえ、この方法はあくまでも一時的なので、後で整理することが前提ですが。
ちなみにうちは子供が美術の勉強をしているため、デッサン作品が大量に出て、しかも1年は捨てる訳にはいかないので、このやり方で保存しています。
クローゼット内のバーにかけて収納していますが、クローゼットや押し入れの中にバーがない場合は、突っ張り棒が便利です。
それから収集癖のあるお子さんや旦那さんのいる方は、ほんとうに気が狂いそうになるくらい、物が増殖しますよね。
特に小さいお子さんが集めている某アニメのメダルとか、キャラクターのミニフィギュアとか、小さな物だと散乱していても見つけられないし、下手すると足でうっかり踏んでしまうこともあり、危険です。
そこで使うのが、正面が透明ビニールのウォールポケットです。
缶バッジや小さめのアクリルキーホルダーなどの収納に使っていますが、中に何が入っているか一目でわかるので、便利です。
ディスプレイも収納のうち
このようにひと手間を加えておしゃれになった100均グッズの収納アイテムたちですが、
せっかく手をかけたのに、並べ方が雑で手をかけたように思われなかったり、生活感がぬぐえなかったりでは、ちょっとがっかりです。
きれいにディスプレイしてこその100均リメイクです。
そこで100均アイテムをきれいにディスプレイして生活感を感じさせず、
「本当にこれ100均?」と、見た人に驚かれるような見せ方をご紹介します。
同じシリーズをずらりと並べる

統一感があって、すっきりした印象です。同じ物をいくつもずらりと並べると、奥行きもでて、きれいに見えます。
同一シリーズではなくてもずらりと並べる

これはガラス瓶などの透明な物限定ですが、やはりずらりと並べると上記のように統一感が出て、部屋全体がきれいに見えます。
また高さをなるべく揃えた方がごちゃついた感じがしないで、すっきりした印象になります。
色調を揃える
多少ばらばらな印象があっても、
全体の色調が同じトーンだったらそれほど違和感は感じません。
などといろいろ100均リメイク収納についてのべてきましたが、
参考になるものはあったでしょうか?
難しいことは考えず、楽しくリメイクして、リメイクした収納アイテムで楽しく片づけができるのが一番大切ではないかと思います。
気軽になおかつ手軽にリメイク収納しながら、すっきりと片づけておしゃれなインテリアを目指しましょう。
賢く日常に取り入れてみましょう!!
100均の便利雑貨をご紹介します♪
→最近の100均の雑貨は安くて便利!
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