この記事の所要時間: 約 7分53秒
こんにちは。なっちです。
母乳シリーズ今回のテーマは、母乳の量の増やし方。
これはもう、母乳育児をしているママなら一度はぶち当たった壁だと思います。
そう、量ってものすご~~~く気になるんですよ。
足りてるの?足りてないの?育児書に書いてある一日何ミリリットルとか、そういう基準に自分のおっぱいは到達してるのか。
知りたくて知りたくて、何度も体重計が置いてあるベビールーム完備のショッピングモールに足を運んでしまったりします。
経験ありますよね???
なっちもそうでした。
でも、結構それってあてにならないんですよね。…だって、なっちはいつも体重計から計算した母乳量、全然基準に到達してなかったんですもん。
でも、子どもは満足しているようで、これ以上飲まないし。
もしくは、げっぷのついでに吐いちゃったりしてて超絶不安に駆られたり。
でもね、安心してください。
きっとこの記事を読んだら、そんな行為がナンセンスだったな~と思えるようになりますよ。
母乳の量ってそもそも誰が決めたんだ????

母乳が足りていない赤ちゃんのサイン。
考えた事ってありますか?
自分で量が足りてないよな~と考える原因って一体どこにあるんでしょう。
まず、なっちがお勧めする母乳足りてるか足りてないかの見極め。
赤ちゃんが母乳を飲み終わった時、一体どういう風で飲み終わるかです。
眠くて眠くてしょうがない様子でふわ~~とした顔でまどろんでいたら、大丈夫。足りてます。
逆に、いくらあげても泣き止まない、もしくは怖い顔をして(赤ちゃんなので、雰囲気ですよ、あくまでも雰囲気)おっぱいに敵のように吸い付いて離れない…。
こんなサインがあったりしたら、要注意です。
母乳が足りていないか、もしくは美味しいおっぱいがでていないかもしれません。
母乳にも味があるのをご存じでしょうか。
ママが食べる食べ物によって、微妙におっぱいの味は変わるんだそうです。
そして血液から生まれるおっぱいは、ママがお腹が空いていれば薄く、そうでなければ濃い味になるらしいです。なんかわかりやすいですよね。
まずは、赤ちゃんが泣き止まないのであれば、ママ自身が空腹で授乳していないかチェックしてくださいね。
忙しくて食事も満足にできていないのはわかりますが、それが原因で赤ちゃんが満足しないのであれば、赤ちゃんにちょっとだけ待ってもらって何かを口に入れる…それだけでも違う筈です。お試しあれ。
もし、それでも赤ちゃんの様子が改善されないのなら、今度は飲み口の形状に注目。
乳首が固いと赤ちゃんが上手に舌を絡めておっぱいを絞り出す事ができません。
乳首が柔らかいかどうかをチェックして、もし固かったのなら、清潔な手で少しマッサージをするといいでしょう。
それでも改善されないのであれば、足りていないのかもしれませんね。
今からあげる方法を試してみてください。
おっぱいがどうやってできているかを考えよう!

まず、お腹が空いていたらダメ…は先に書きました。
乳首が固いとダメ…もです。
汗をかくときのイメージをしてもらいたいのですが、より汗をかきやすくするにはどうすればいいか。(自分の身体から、何かを出すというイメージでいくとですよ…)
身体が冷えていてはダメ。
暑くてしょうがない状態では疲れてしまうので、むしろ避けてほしいですが、冷やしすぎも体に悪いです。血行がよくない状況で、血液からつくられるおっぱいがスムーズに出る訳がないですよね。
血行をよくする為には、無理のない程度に体を動かす事も必要。
一日中、赤ちゃんのお世話に以外は動かないような生活も、新生児期のまだママの身体が戻りきっていない時は別としても、それを過ぎれば徐々に動くようにしていかないと、身体が固まってしまいます。
固まった身体は当然血行が悪いです。
血行が悪いという事はおっぱいの出も悪くなる。悪循環ですね。
そして必ず行ってもらいたいのは、授乳間隔をあけないこと。
4時間以上あけてしまうと、おっぱいは「もういらないんだね^^」と思って終息にむかっていってしまいます。
授乳の間隔はあきません。むしろあかない方がおっぱいはいっぱい出るようになります。
赤ちゃんが望むだけ、望む時にあげるのが母乳量を増やすコツです。
そう、おっぱいというのは何とも不思議なもので、赤ちゃんの需要にこたえてどんどん出したり、終息したりしていくんです。凄いですよね。
得てして、足りなかったり、その逆で乳腺炎になったりするのは、この需要と供給のバランスがどこかで狂ってしまったから起こるのです。
それから、絶対に間違ってはいけないのは、授乳間隔があくと、おっぱいが張って来るので、その方がいいと思ってわざわざ張るまで授乳しないという行為。
いいですか、張ったおっぱいは赤ちゃんにとっては苦行なんですよっ!
固くなってしまったおっぱいを固い乳首から一生懸命吸っても、出て来るおっぱいはできてから時間がたったまずいおっぱい。古いおっぱいを無理やり飲まされている状況、大人でも嫌だと思いますよね?
張ってカンカンになってしまったら、まず少し絞って柔らかくしてから授乳をスタートしてください。
案外、赤ちゃんの飲みが悪いのは、この「まずいおっぱい」の場合も多いです。
なっちも最初の頃全然わからなくて、張り張りであげてました。
助産院の先生から、乳腺炎になるから絶対にやめなさいと指導いただいて初めて知ったのです。
おっぱいは、赤ちゃんが吸い始めたらじわ~~~っと出て来はじめます。(感覚でわかります)
これが、新鮮なおっぱいで赤ちゃんの大好きなもの。
このじわ~~がなかったら、助産院さんでひとまず相談した方がいいと思います。
最後、大きな原因を取り除こう!!

そして、ラスト、何よりも一番いけないのは、ストレス!!
母乳が足りていないマジックにかかってしまうと、いつもいつもその事が気になってしまって、毎日毎日、授乳時間と間隔、計測と数字に追われてしまいます。
これがもうダメなんですね。心に負担をかけてしまいます。
足りないサイン、最初にお話ししたのはこういう意味があって、結構足りてないと悩んでるママの大多数が実は足りている傾向があるです。
一回の授乳で足りていないのなら、何度でもあげればいいんだ~!と開き直りも必要。
勿論、授乳回数が増えれば増えるだけ、ママの負担も多くなりますからママとしては避けたい所なのですが、ものは考えよう。
子どもの人生のうちに、授乳期間として授乳しているのは1年半くらい。
そのうちの産まれて半年の期間だけが純粋に授乳だけで過ごす期間で、その後は離乳食が始まりますから、授乳の頻度は下がってきます。
ほら、たった半年間だけなんですよ。
おっぱいを頑張る時期って。
そうやって考えたら、その間だけは赤ちゃん中心になって多少ママが無理をしたとしても、いいんじゃないかな…むしろ、数字だけを追いかけて不安に駆られるよりよっぽど精神的にも優しいような気がします。
なっちがす~ぐ開き直る性格だからかもですが(笑)
悩みがなくなったら、なっちは楽になりましたね~。
母乳育児がとっても楽しくて楽しくてしょうがなかったです。
いつでもどこでも、ひょいっ!ってあげれるし(赤ちゃん待たせる必要なし)
コストはかからないし(自分の身から削り出す…表現悪いですが)
夜泣きはちょっとめげたけど、それ以外は、夜間授乳もお手の物。
添い寝でひょいっとあげていつの間にか夢の中。
楽ちん楽ちん。
出が悪いかな~と思ったら、思いっきり水分取ったり、ご飯食べたリして何となくクリア。
気にしない気にしない。
赤ちゃんが火のつくように泣かない限りは大丈夫!!絶対に足りてるよ!!!
呪文のように思ってました。
ママが自信があって穏やかであれば、赤ちゃんも安心します。
そうすると不思議に変にぐずる事もなく、毎日が平穏に過ぎていきました。
母乳量を増やす為にしてほしい事、色々書きましたが。
要するに、「気にし過ぎをやめて、まずは赤ちゃんの様子をよ~く見つめる事」
これにつきると思います。
ほら、思ったより安らかな顔で飲み終わってる赤ちゃんの顔を見る事ができたのなら、おっぱいは足りてるんですから、授乳間隔を空けずに好きなだけ好きな時に赤ちゃんに新鮮なおっぱいをあげてくださいね!!
今すご~っく悩んでるママ!あっちゃんのいい~話を見て、頑張ってる自分をほめてあげましょうね!!
なっちの母乳育児シリーズ~食事についてはこちら。
⇒母乳育児をするなら食事は何に気を付ける?ママも赤ちゃんも喜ぶ食事
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