この記事の所要時間: 約 13分39秒
とっても住みやすい、我が街、名古屋。
「でも、保守的な街だよなあ」
「大都市なのに、国際性はいまいち」
と思っていませんか。
いえいえ、名古屋も変わりつつあるんです。
それに、あの場所や、あのお祭りをまだ知らないなんて、損ですよ?
今日は、名古屋をとっても愛し、フランスを敬愛するたけいさんが、なぜ名古屋、円頓寺商店街のパリ祭をおすすめするのか、その7つの理由を教えちゃいます。
「名古屋でパリ祭!?」
「円頓寺ってどこにあるの」
と思ったあなた、必見です。
目次
名古屋、パリ祭。信長と円頓寺商店街にこんな関係が!!

皆さん、あらためてこんにちは。たけいさんです。女性です。
名古屋をとっても愛し、フランスを敬愛し続けています。
ちなみに、フランス文学科卒です。
ただ、名古屋の魅力は、多少保守的でも、人が気さくで住みやすいところ。
パリとは雰囲気が少し違うのでは、と思っていました。
それと、申しわけないんですが、名古屋市民になって約20年なんですけれども、「円頓寺商店街」のことを知りませんでした。
地の人に訊いたら、ご存じでしたけれどね。
私はよその出身なので、まだまだ知らないことがあります。
それと、調べてみてびっくり。
こんな歴史があるそうです。
「円頓寺(商店街)は名古屋駅と名古屋城のほぼ中間に位置しています。円頓寺は、大須などとともに昔は繁華街で、信長が清洲から名古屋に移ってきたときに、ついてきた商人の町で、今も名古屋の下町の雰囲気が残っています」
出典http://www.nagoya-info.jp/shisetsu/zBEKOQX6.html?cts=view
えっ!
「信長が清洲から名古屋に移ってきたときに、ついてきた商人の町」
ですって!?

そんな歴史が。
ああ地元、ああ、リアル。
歴史って、リアルですね。
「円頓寺(商店街)は名古屋駅と名古屋城のほぼ中間に位置しています」
というのも。
ちなみに皆さん、名古屋と関係ない人にとっては、ローカルな話なんですが、地下鉄桜通線の国際センター駅から徒歩5分だそうですよ。
ええっ、私、名駅(めいえき)が大好きなのに!!

「名駅(めいえき)」といっても、これもよその方、分かりませんね。
あえてもの凄くざっくりいっちゃうと、『名古屋駅』あたりの地名、などのことかな。
あえてもの凄くざっくりいってます。
最近、ますます栄えてるんですよ。「名駅」。
私は愛しています。
とにかく私の愛する場所、行動範囲からそんなに遠くないじゃないですか――。
そんな場所にそんな歴史のある町があるなんて、これも驚きです。
信長が好きな方とか、興味がわいてきたのでは?
こんな歴史があると、おすすめしたくなりますね。
ただ、「円頓寺(商店街)」は、地下鉄桜通線の国際センター駅から徒歩5分です。
土地勘のない方は、『名古屋駅』から歩かない方がいいと思います。
注意書きとして書かせていただきます。
名古屋、パリ祭。『名古屋』と『パリ』がディープなコラボ
繰り返しますが、ただ、名古屋の魅力は、多少保守的でも、人が気さくで住みやすいところ。
パリとは雰囲気が少し違うのでは、と思っていました。
名古屋の人はパリ知ってるけど、パリの人はどうなのかなあ、とぶっちゃけ、思いますよね。
それが、やはりびっくり。
名古屋のパリ祭が行われる円頓寺商店街には、パリと、こんなつながりがあったんですね。
まず、円頓寺商店街には、雨の日のお買いものにも便利な、「アーケード」があります。
そう、「アーケード」です。
そして、パリではこれを、「パッサージュ」と呼ぶんですね。

出典「2015公式タブロイド」
http://endoji-paris.net/
日本では「アーケード」、パリでの呼び名は「パッサージュ」。
どちらも、雨の日も人が行き来できる商店街として広まりました。
そして円頓寺商店街は、パリの老舗パッサージュ、パッサージュ・デ・パノラマと今年4月に姉妹提携し、ローラン理事長も来訪されました。

出典「2015公式タブロイド」
http://endoji-paris.net/
『名古屋』と『パリ』がディープにコラボですか。
それにしても、やる気ですね――円頓寺商店街。
やはり、おすすめしたくなりますね。
名古屋、パリ祭では個性的なファッションが許される!?
円頓寺秋のパリ祭2015は、2015年11月7日(土)、8日(日)に行われましたが、私が行ったのは11月8日でした。
朝、その関係のツイッターをチェックすると、パリ祭を喜ぶ数々のツイートが。
いや、楽しみです。
そして、円頓寺商店街の近くで、今日ご一緒する皆さんとお会いしたところ、びっくり!!
皆さん、ファッションが個性的です。
その中には、私のフランス関係の記事に、何度か登場していただいているMさんもいます。
今回も協力してくださいました。ありがとうございます。
Mさんは三十代前半、フランスの血が混じっている人です。
本業は翻訳家で、フランス語の教師もしています。
真面目な好青年です。
今までお会いしていた時は、紺のスーツが多かったのですが、今日は黄色のデニムを穿いていらっしゃいますよ!!
お似合いですが、イメージが全然違います。
「私服って、そんな感じなんですか?そういうの、どこで買うんですか?」
とお訊きすると、
「いや……ネットです」
そういう私も、今日は、
「これが似合う人は個性的な方なんですよね」
という、某ブランドのワンピースを着ています。
そう……個性の尊重は、フランスを語る上で自然についてくるもの。
ファッションもしかり。
今でも思いだしますが、私の大学時代の女友達で、2回フランスに留学した子のファッションは、ボヘミアン。
かたいブランドのお店に行っても、ボヘミアンな服を買ってきてしまう、という不思議なワザを持っている人でもありました。
ともかく、フランス関係のイベントに行くと、そういう人達がたくさんいます。
ベレー帽が凄く似合う人だとか。
中年でスーツ姿で、髪が肩まである、でもブリティッシュな感じとは違う紳士とか。
今日もそうなのでしょうか。
円頓寺商店街はすぐそこ。今日はそこに「パリ」が来ているはず。
さあ、行ってみましょう!!
アーケードがあると、こんなに助かる

あっ、見えてきましたよ。
あれが円頓寺商店街ですか。初めてです。
それとこのまわり、確かに下町なんでしょうかね、いい感じなんですよ。
生活感というか、ぬくもりがあるというか。
ちょっと歩いてくる間に、雀荘を2つ発見しました。
そしてさあ、ここが今日はパリ祭の会場です!!

ああっ!?
うそ、っていったら失礼かもしれませんが、もりあがってます!!
もりあがってますよ!!

たまりませんよね――、この手づくり感。
そして、どうしてこの下を撮れなかったかというと、もう、人がいっぱい!!だからなんですね。
アーケードの下に、たくさんの人がむぎゅむぎゅいます。
ちなみに、この日は雨。
あんまり考えたことがなかったんですけれど、アーケードって、こういう時にも凄く助かるものなんですね。
濡れると、少なくとも、体力消耗しますからね。
名古屋、パリ祭。「えっ、おいしいっ!!」昼からワインと…

そして、到着したのが午後3時台。
そしてさらに、驚きのことが。
皆さん、アーケードの下で時にむぎゅむぎゅされながら、楽しそうに、おいしそうに、食べてますし、お酒も飲んでますよ!
それは他のお祭りでも同じなんですけれど、ここでは、ちょっと違うんです。
お祭りやイベントで売ってる、屋台やブースの食べものって、普通、種類もそんなに多くないし、味も、
「うん、この雰囲気で食べるとおいしいよね」
っていうのが多くないですか?
ところが、ここ、名古屋のパリ祭では、食べものの種類が豊富で、しかも本格派!!
フランスの家庭料理、ポトフが売っていました。

うわー、あったかくておいしそう――。
凄くいい匂い!
いい匂いといえば、スぺイン食堂からもぷーんと……。
通りすがりの人が、
「おい、これ、アヒージョの匂いじゃねえ?」
「たまんね――」
と言っていましたよ。

それにしても、もとの雰囲気は渋めで、時にレトロさも感じさせる円頓寺商店街ですが、スペイン食堂まであるとは、なかなかですね。
もちろん、フランスやヨーロッパの料理だけではありません。
ベトナム料理、おすし……また、あとで調べたところによると、鉄板焼き屋さんなどもあったそうです。
それと、普通、お祭りといえば、ビールじゃないですか。
それがここでは、ビールはもちろん、ワインを出しているところが多いんですね。
おすし屋さんでは、「寿司ワイン」とともに、パリ祭限定メニューが。
本気で迷っちゃう――。
パラダイス状態におかれて、興奮状態のたけいさんです。
アーケードで「一つ屋根の下」気分も!?
それにしてもアーケードがあると、あらためて、本当に助かりますね。
もう11月なのに、これがなかったら冷たい雨の下で、傘さしてなきゃいけませんよ。
テンションが大分、変わってきますよね。
体にも悪いし。
それと、もの凄く大きい商店街ではないかもしれないんですけれど、こういうところ、私、好きだなあ。
このお祭りも、やる気があって本格的であると同時に、どこか、手づくり感、家庭的な雰囲気すら感じます。

もう一度、見せちゃいます。
これの「円頓寺秋のパリ祭」って文字、どなたが書かれたんでしょうかね。
やはり円頓寺商店街の方なんでしょうか。
いい味、出してますよね。たまりません。
それと比較的、小規模のアーケードの下の、このお祭りで、皆さんが食べたり飲んだりしているのって、なんだか不思議な光景。
あとで自分も加わってみて分かりました。
なんだか、皆さんと「一つ屋根の下」気分ですね。
一体感っていったらいい過ぎかな。
でもそれに近い、心地よさや、くつろぎを私は感じました。
名古屋「パリ祭」の名に恥じぬ、お買いものの品ぞろえ!!

私、この名古屋のパリ祭グルメが楽しみで、おなかを空かせてきたんです。
ところが、実は円頓寺商店街に入った時から思っていたんです。
お買いものの品ぞろえがまた豊富!!
「パリ祭」の名に恥じない、という感じ。
私が商品を見せていただいたところは、どこも名古屋のお店でしたが、パリ、フランスのもの、もしくは、フランスに関係があるか、それっぽいものがこれだけ集まる機会というのは、この街ではなかなかないことでしょう。
パリの蚤の市を思わせる、美しいボタンを売るブース。
可愛いお人形。
あと、私が、本気で欲しいなあと思ったものが3つあって、どれもフランスつながりなんです。

出典「2015公式タブロイド」
http://endoji-paris.net/
これ!!円頓寺商店街にある、老舗のきもの屋さんのものです。
パリ祭のために制作するオリジナル帯が、今年も登場。
「バラとエッフェル塔が描かれた名古屋帯とモードな半幅帯」
とのことです。
(出典「2015公式タブロイド」http://endoji-paris.net/)
きれーい、お洒落!!
特にこの半幅帯、いいなあ……。
またまた『名古屋』と『パリ』とがディープなコラボ、たまりませんね。
あと、ジェーン・バーキンが持っていたバスケットを思わせるかごバッグ、そして、絶対にここでしか買えないような、真っ赤な、おそらくフランス製の靴があったんです。
ちなみにジェーン・バーキンは、イギリス生まれ、フランスで活躍する女優・歌手です。
エルメスの「バーキン」は、ジェーン・バーキンが持っていたバスケットから生まれたといわれています。
とにかく、どれもよっぽど買おうかと思ったんですけれど、真っ赤な靴は履きこなす自信がないし、かごバッグ、半幅帯もしかりでした。
とりあえず、修行してきます。
縁があったらまた。
でも、見ているだけで楽しかったです。
名古屋、パリ祭でポトフを食す

そこで私も、とあるブースでポトフをいただいてみました。
皆さんにもおなじみの、フランスの家庭料理ですね。
赤ワインもつけて。
「ごめんなさい、お肉はもう終わっちゃったんですよ。そのかわり、お勉強しますね」
と、笑顔で出されたのがこれ。
ああ、お肉終わっちゃったのか。
まあ、最終日の最後の方でしたから。それだけ人気があったんですね。
ところがこれ、めちゃめちゃおいしかったんですよ!!
とろーっとした、鶏ベースのスープが絶妙です。
あっさりしているはずなのにコクがある、もの凄く、奥深い味わい。
鶏か、やっぱり優しい味だなあ。
消化もいいよね。
よく煮込んだお野菜もいっぱい。
じゃがいもが不思議なくらい、おいしいです。
うまみが、しっかりしみこんで、スープと一体化しているように思えるのに、ちゃんと形が残って、食感もいい感じ。
それに、さやいんげんって、ポトフに入れると、こんなにおいしいものなんですね。
ああ、じわじわ冷えた体に、優しくしみいってくれる。
本当に美味なだけではなく、ありがたい味でした。
私、自分でポトフつくる時は、ソーセージにベーコンと豚が多くて、それもおいしいんですけれど、鶏でもつくってみようと決めました。
さやいんげんも入れて。
いや、こんなにおいしいポトフ、初めて食べたかも。
赤ワインもおいしくて、すっかりあたたまって、いい気分に。
ごちそうさまでした。
ちなみに、このポトフを売っていたブースの方々は、普段は、新栄でお店をやっていらっしゃるそうです。
「カフェ ドゥフィ」というところでした。
調べてみたところ、評判のよいお店です。
ただ、ポトフが普段のメニューにあるかどうかは、確認できませんでした。
私が名古屋、パリ祭をおすすめする7つの理由 まとめ
まとめると、私が名古屋、円頓寺商店街のパリ祭をおすすめする7つの理由は、こうなります。
1 信長にもつながる歴史がある
2 実は『パリ』とディープにコラボしている
3 何より、やる気がある
4 多分、個性的なファッションで行っても許される
5 アーケードがあって雨でも安心、「一つ屋根の下」気分も
6 ワインと食べものがおいしい
7 「パリ祭」の名に恥じぬ買いものの品ぞろえ
ちなみに、円頓寺商店街では、パリ祭の他にもいろいろなイベントがあります。
本当にいい感じのところで、また行きたくなりました。
「円頓寺」参りもおすすめ。
皆さんもぜひ、お出かけください。
※この記事の情報はすべて、2015年11月13日現在のものです。また、「2015公式タブロイド」http://endoji-paris.net/を参考にさせていただきました。
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