この記事の所要時間: 約 2分58秒
伊勢神宮で有名な三重県の伊勢市。
伊勢でランチしたい!
でも、どんなものがおいしいの?と思いませんか。
三重県出身の私が、おすすめの郷土料理などをご紹介します!
本当は、伊勢えびの刺身!

そこで、友人Bちゃんと伊勢ランチ!
25歳、私を「姉さん」と呼び、時々腕も組んでくれる韓国女子で、日本語ペラペラ。
「お昼は姉さん、おごっちゃうよ」
「きゃー!何がおすすめ?」
私は即答。
「本当は、伊勢えびの刺身!」
やっぱり伊勢えび、それも刺身。
身は、透明感のある白さで、ぽおっと、さくら色がかかっている。
それをわさびと「たまり醤油」っていう、濃いめのお醤油につけて食べたら、ぷりぷりどころか、ふるっとしているのに、芯まできゅっと引き締まった、たまらない食感。うっとりするくらい甘い。
漁期(10月から3月頃)もあるから、なかなか食べられないし、きっとはかなくて、食べ終わるのが切なくなるおいしさ。
「なんか、凄い」
通じるBちゃんも凄い。
ある築地の人は「伊勢えびは、味噌汁が一番おいしい」と。食べ方には好みが。
「伊勢えび、いっちゃう?」
「姉さん、いっちゃってますよ!」
突っ込みも覚えたBちゃんと、伊勢神宮の外宮、内宮参拝を終え、内宮前の、おはらい町・おかげ横丁へ。
江戸時代のこの町を思わせる、うきうきするところ。
ただ伊勢えびは高めで、おごれなかった。
『あれは、自慢ですか?』
と思われていたかも。
バチなのか、雨が。
パーカーを着たBちゃんは、何度断っても、自分の傘を貸してくれました。
てこね寿司、伊勢うどん
他のおすすめは「てこね寿司」と「伊勢うどん」。
両方が映っているこちらをどうぞ。
てこね寿司というのは、「昔、志摩の漁師さんが船上で釣ったばかりのカツオを醤油漬けにし、酢飯と豪快に手でこねたことが起源とされる」料理で、カツオの他にも季節の魚で味わいます(「伊勢市観光協会公式ホームページ」を参考)。
私はカツオが好きですが、一般的なお寿司には、難しい魚かも。
ところがあの強さが、むしろおいしい!
私の大好きなお醤油を使った、たれで、黒みを帯びたカツオに、大葉、しょうがなどの薬味が。
素朴で豪快、濃厚かつさっぱりとして、とにかくうまい!
伊勢うどんは、あのぶっというどんと黒いたれ、麺のやわらかさにびっくりする人も。
でも、あれがシコシコだったら、あのたれに合うんでしょうか。
実はそんなに辛くない、甘さもきいた、優しい味。
特に、疲れている時に食べると、じわーっと、おいしい。
ちょっとふにゃっとした、あくまでやわらかい太いうどんが、甘辛いこっくりしたたれにからんで、のみこむと、ぽかあっと、滋養、栄養が、おなかに優しくしみこむ感じ。
お伊勢参りに来た、楽しい反面、疲れた旅人の心と体を癒してきた食べものなのかも。
最後に
Bちゃんは、いろんな料理をいっぺんに食べられる店がよかったんです。
それでも凄くいい店はあるらしいですが、この日の店、私には微妙。
けれど伊勢はおいしいものがいっぱい。
あわびや、かきも。今は通年食べられるものも。
皆さん、ぜひ伊勢にいらしてくださいね。
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