この記事の所要時間: 約 5分14秒
今まで母乳もしくはミルクだけを飲んできていた赤ちゃん。
やっと飲むのも上手になってきた頃、少しずつ食事を取る練習を始めるのが離乳食です。
糖質のおかゆから始まって、少しずつビタミン類の野菜のペーストも食べられるようになって、7~8ヶ月になると、そろそろたんぱく質かな?という感じになってきます。
でも、たんぱく質の食材って、なんだかアレルギーの原因でよく耳にするものばかり。アレルギーの症状が出たらどうしよう…。
でも、そんな時でも、症状を知っていれば少し安心ですね。
アレルギーの症状を解説致します!!
離乳食が始まる前に

実は卵アレルギーの物質は母乳を通して、赤ちゃんの口に少量ですが入ります。
離乳食を口にする前から、口の周りやほっぺなどの皮膚がただれていて、両親のどちらかがアレルギー体質である場合は、何らかのアレルギーの原因が考えられる場合があるようです。
筆者の息子は赤ちゃんの頃は肌がとても弱かったのですが、改めてアレルギーの検査をすることはせず、皮膚科のお薬で治療していました。
卵かけご飯も半熟目玉焼きも食べながら授乳していたので、息子に症状が出ていたと考えられますね。反省です。夫はアレルギー体質ですし、もっと慎重になればよかったです。
アレルギー体質がご両親のどちらか持っている場合は必要に応じて、事前に4ヶ月くらいにアレルギー検査を行っても良いのではないでしょうか?
口の周りをチェック!!

卵に限らずまずはよく加熱して物を一さじからあげます。
卵に関しては必ず卵黄の固ゆで一さじから始めるようにしましょう。他の食材を一緒にあげるとき、初めての食材は1品と決めておきましょう。
一さじ食べて30分様子を見ます。30分以内に口の周りに赤い湿疹がでるとアレルギーの疑いがあります。
特に口の周りにはじめの症状は出やすいようですが、顔全体や腹部にも出るようです。
卵アレルギーは皮膚の症状が多いようです。
目の周りをチェック!!

アレルギーが出やすい場所のひとつに目があります。
卵を食べ、目の周りが赤くなったり、目が充血したり、腫れてきた場合は卵アレルギーの疑いがあります。
手づかみ食べしたお手手で、目を触って症状が出た場合にも疑われます。
かゆそうにお母さんの洋服にこすり付けてきたり、自分で目を掻くようでしたら注意です。
目の症状もアレルギー反応の一つです。
くしゃみや鼻水、咳がでて呼吸が荒くなる

それまでは元気そのものだったのに、食べて30分以内に、くしゃみが出たり鼻水が出たりするとアレルギーの症状かもしれません。
体が異物だと反応して起こるアレルギーですから、くしゃみや鼻水でその異物を外に出そうとします。
咳が出て、ひどくなると呼吸がゼイゼイするときもあります。
これが呼吸器の症状です。
腹痛に嘔吐、下痢になる

食後2時間以内に嘔吐や下痢の症状が出た場合は消化器でアレルギーが起こった可能性があります。
激しくなく場合は腹痛の可能性もあります。
しかし筆者の息子は30分以内でもうそろそろ終わりそうというときに、激しく泣き、食べていたものを嘔吐しました。
赤ちゃんのアレルギー体質の度合いにもよっても、出方はさまざまです。
アナフィラキシーという症状
上記の症状が2つ以上出た場合はアナフィラキシーと言って強いアレルギー反応が出ていると考えられます。
これは筆者の息子の体験談です。
・卵を口にした後30分以内で、激しく泣き今まで食べていた食べ物を全て嘔吐(消化器の症状)
・顔中が赤くはれ上がる(皮膚の症状)
・呼吸がゼイゼイする(呼吸器の症状)
息子は症状が3つ出ました。アナフィラキシーで即入院。
それまで卵黄は固ゆでで食べたことがあったので卵白を開始したときに症状が出ました。
怖くてすぐ走って10分の病院へ向かいましたが、アナフィラキシーと言うことで、救急車で総合病院へ入院となりました。
安易に考えていたアレルギー。まさか自分の子供に出るとは思いませんでした。本当に息子に申し訳なく思った記憶があります。
症状がたくさん出てしまった場合は迷わず救急車を呼びましょう!
◎アナフィラキシーについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
⇒怖いアレルギー症状のアナフィラキシー!健康にも良いにんにくでも・・・
まとめ
①皮膚の症状(カサカサする・湿疹が出る・腫れる)
②目の症状(赤く充血する・腫れる)
③呼吸器の症状(くしゃみ・鼻水・咳)
④消化器の症状(腹痛・下痢・嘔吐)
症状が動画になったものがありましたので貼り付けます。筆者の息子の経験上、この動画の症状はかなり強いほうだと思われます。見ていると少し痛々しいですが、正しい知識を得ることはとても大切です。
また、上記症状が一つでも出た場合は、その症状が軽くても必ず病院を受診しましょう。
赤ちゃんは自分でどこがつらいか話すことができません。親の分からないところでとても強い症状が出ている場合もありますし、症状が遅れて出てくる場合もあります。症状が軽いからと言って甘くみないで、必ず受診しましょう。
また、筆者の息子のように強い症状が出た場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
筆者の場合、かかりつけの病院がすぐ近くだったので、抱っこ紐に入れて走り、すばやく受診したことだけは良かったと後々先生に話されました。
筆者の場合は最寄にかかりつけの病院がありましたが、近くに病院が無い場合は一大事になる場合もあります。迷わずにすばやい対処をしましょう。
◎アレルギーには、他にも種類があります。対処の仕方として、参考になる記事をまとめてみました。
⇒牛乳アレルギーっ子のママさん!こんな症状出ていませんか!?
⇒利用する価値アリ!牛乳アレルギーの強い味方、それは生協さん♪
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