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お店でも目にする機会が増えてきた布ナプキンですが、
「色々な種類があって何を選んだ方が良いのかわからない」
と思っている方も多いと思います。
布ナプキンは経血の量や自分自身のライフスタイルに合わせて買わないと、
漏れや使いにくさで挫折してしまう原因となります。
今回は布ナプキンを大まかに分けた3種類をご紹介します。
初心者にオススメ一体型

http://lunarhythm.com/?p=41
布ナプキンの初心者さんにオススメするのが一体型。
ショーツに装着する布と経血を吸収する布が一つにまとまったもの。
「どういうこと?」
と思う人もいるかもしれませんが、要は紙ナプキンと全く同じように装着します。
紙ナプキンの装着感がそのまま布ナプキンに変わっただけなので、初めて布ナプキンを利用する人にも使いやすく、抵抗感がありません。
とにかく使いやすく、ズレにくいところが一体型のメリット。
私はダンスを習っているのですが、ダンスの時は今でも一体型を愛用しています!
ベリーダンスという腰を沢山使うダンスですが、全く問題なく使えていますよ♪
しかしこの一体型にもデメリットがあります。
それがお洗濯です。
経血を吸収する布と、ショーツに装着する布が一つになっているので、どうしても厚みが出てしまいます。
そうなるとお洗濯の際に経血を出し切るのが大変になり、また乾くのも遅くなってしまいます。
経血をきちんと出し切れないと、蓄積されて色もつきますが、臭いも出てきます。
決して良い香りではありません。
臭いナプキンなんて使いたくないですよね?
そのようなデメリットもありますので、布ナプキンに慣れてきた方にオススメしたいのは交換型と呼ばれるものです。
慣れてきたら交換型を

http://www.made-in-earth.co.jp/magazine/5363
交換型とは一体型の特徴とは逆の、ショーツに装着する布と経血を吸収する布が別になっているもの。
ショーツに装着する布ナプキンのことを一般的に「ホルダー」や「ライナー」と呼びます。
今回はホルダーという呼び方に統一します。
簡単に言うと、羽根つき紙ナプキンの羽根だと思ってください。
ホルダーの上に経血を吸収する布ナプキン、一般的に「吸収帯」などと呼ばれるものを乗せて使用します。
どうして分ける必要があるのかと言うと、一体型とは反対にお洗濯の負担が軽くなるだけでなく、ホルダーはそのままで汚れた吸収帯のみを交換すれば良くなります。
一体型は丸ごと交換する為、生理の日にバッグに入れるとかさばりがちですが、交換型の場合は吸収帯を入れておけば良いので、場所をとりません。
また、吸収帯の厚みだけを変えれば、ホルダーはそのままで量の多い日から少ない日まで対応ができます。
ホルダー自体も生理の軽い日やおりものシートとしてそのまま利用できるものが多いので、その際はホルダーを一体型の要領で使うことができます。
私が交換型に挑戦したのは布ナプキン二年目の時でした。
経血を出し切る時に一体型より楽なことに気づき、
「意外とイケるじゃん!もっと早くに始めても良かったかも!」
と思ったほど。
ところが交換型にもデメリットはあります。
交換型と一口に言っても種類は様々ありますが、ホルダーとの装着がゴムだけのものですと、慣れない内はズレてしまってショーツを汚してしまう恐れがあります。
私はスカートの時にこれで吸収帯がズレて、一番経血が付く場所から吸収帯がいなくなり、ホルダーだけでは収まり切れない経血が出てしまい、ショーツをガッツリ汚したことがあります…。
ですがボクサーパンツやスパッツのようなものを履くと一気に解決します!
やはりショーツを体にフィットさせるとズレないですよ!
他にも、吸収帯をホルダーのポケットに入れて使うものがあり、ズレにくいのですが、お洗濯の際にポケットの中に埃が入ってしまい、かえってお洗濯が面倒になる場合もあります。
また、収帯にホルダーを通すタイプのものもあり、この場合もズレにくいのですが、吸収帯のホルダーを通す部分に埃が入ってしまい、お洗濯が面倒になる場合があります。
吸収力の面では一体型と差はありませんが、吸収力は落ちるけれども慣れた方に是非とも試していただきたいのがハンカチ型です!
軽い日にはハンカチ型!
軽い日に是非とも使ってもらいたいのが「ハンカチ型」や「プレーン型」と呼ばれるもの。
今回はハンカチ型という呼び方で統一しますが、もうまさに見た目からハンカチです。
このハンカチのような布ナプキンを折って使います。
量が少なければ、この一枚で折り返して綺麗な面を利用することができます!
つまり何枚も布ナプキンを持っていなくても、一枚あれば商品や量によっては3回使いまわせます。
さらにペラッとした布なのでお洗濯がとにかく簡単!
一体型や吸収帯のお洗濯とは歴然の差があります。
さらにお値段も他の種類に比べて安く、ハンカチ型の場合は手作りも簡単にできます。
ただし、ハンカチ型は生理後半の軽い日のみと思っておいた方が無難です。
どうしても量が多い2日目等に数時間使ってしまうと、漏れてきます。
私は実際に漏れました。
数時間どころか一回の出血でアウトでした…。
さらにショーツに直接ただ乗せるだけのものは、かなり高い確率でトイレに行った際に落ちます。
また、ホルダーにゴムだけで装着するタイプの場合も、両端にゴムがなければ落ちることがあります。
私は一度、トイレのお水の中にハンカチ型の布ナプキンが落ちてしまい、しかも外出先だったので泣きそうになった経験があります…。
唯一、用を足す前だったのが救いでした。
これらの場合、運動をした際にズレやすくもなることもデメリットとなります。
ですが、とにかくお洗濯や使い勝手が良いのが特徴です。
布ナプキンの種類はいかがだったでしょうか。
今回は大まかに種類をご紹介しましたが、種類は同じでもお店によって使い心地も変わってきますので、ご自分に合う布ナプキンを見つけてみてくださいね!
同じ種類でも、素材が違えば使い心地やお手入れが変わってくるんです。
素材の特徴もきっちり把握したいですよね!
⇒布ナプキンはどの素材のものが良いの?
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